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2008年 06月 14日
同じ映画を見ていても人によって感じる場面が違う。同じ場面のどの部分を見ているかも人によって違うのだと思うと、「私」と「私以外の人」ってどれだけ違うのだろう!?と途方に暮れてしまう。
そんな中で、気の合う人や分かり合える友人と出会えるってすごいことなんだなあ。誰かと公約数の持ちやすい性格(?)であるかないかも関係あるよね。素数的性格だったりすると、友達作りづらそう・・・ ストーリー:人のいいサラリーマン・宮田(中村靖日)は最近彼女に振られて落ち込み中。彼女と住むために買ったオシャレなマンションの借金も重くのしかかっている。宮田の中学からの親友で探偵業の神田(山中聡)は、そんな宮田を慰めようと食事に誘い、「自分から行かなきゃ出会いなんてない」といいながら、近くの席にひとりですわっていた真紀(霧島れいか)に声をかける。 善良なサラリーマン・宮田、危ない世界とも隣り合わせの探偵・神田、婚約者に振られたばかりの女・真紀、宮田の別れた彼女・あゆみ(板谷由夏)、あゆみが今つきあているやくざの若い組長・浅井(山下規介)― 五人の登場人物にスポットを移し変えながら、同じ場面を違う角度から見せる手法。 ひとつの場面が実はいくつもの裏事情を抱えていることや、ある場面の見え方や意味が人によってまったく違う可能性を提示してるところにハッとさせられる。セリフも興味深いし。 「人と出会うのに技術なんているかよ」 「タイミングなんてないよ。お前が作るんだよ、タイミングを。」 「自分の幸せを他の人間に託すからこんなことになるんだ」etc. サラリーマン・宮田の善良さは、生き馬の目を抜くような世の中で一服の清涼剤。でもほかの4人もそれぞれに人間味があって、策を弄したり人を裏切ったりしつつも憎めない。 ひげ面の探偵・神田と宮田の別れた彼女・あゆみの暗躍ぶりが物語を動かしているが、山下規介演じるやくざの組長のゆるさが個人的にかなり好き。 神田を演じる山中聡、黒っぽいタンクトップ姿や、善と悪の間で目ざとく生き抜こうとしている性格設定にちょっとだけ『インファナル・アフェア』のヤンを感じてしまった(私だけ?)。 人生にはそこら中にドラマがあって、それには裏も表もある。あざなえる縄のごとき人間関係に目を白黒させながら最後になんだかいい感じが残る、そんな作品だ。 『運命じゃない人』2004年日本 監督:内田けんじ 出演:中村靖日、山中聡、霧島れいか、山下規介、眞島秀和、板谷由夏ほか #
by hikoso
| 2008-06-14 23:42
| 映画
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2008年 06月 12日
8月16日公開、ジェイ・チョウ主演の『カンフーダンク』、H.P.で地元公開があることを知り、今日前売りを買いに行った。たかがスーパーボールと分ってはいてもうれしいぢゃないですか。ジェイがユニフォーム着てますし。カンフー関係にはいつも同じような色使い・字体で、ちょっとばかり飽きてるんですけど・・・十把ひとからげにしないで欲しいな。
というわけで、あとは『不能説的秘密』を買えばOKなのですが今週は体調不良にて上京不能、『軍鶏』も見られずに終わってしまいます。はてさて、いつ行けるかしら。 ところで、こちらは生茶ペットボトルに今ついてくる運動パンダ。バスケ、バレー、バドミントンなどなどついつい買ってしまいます。 相変わらず増え続けるモノにやられてしまう~~ #
by hikoso
| 2008-06-12 23:37
| 香港・台湾・中国関連
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2008年 06月 10日
もう一度見たかったんだもの・・・っていうか、手元に置きたかったので中古をちょっとお安くGet。
これはある種の裏切りなのだろうか?などと思いつつ、ここ数ヶ月私のパソの壁紙は『アレックス・ライダー』なのだ。少年から青年に変わってる最中の主役アレックス・ペティファーは捨てがたい魅力を持っている・・・ この物語のベースはイギリスの少年向け小説。だから原作に沿ったストーリー展開になっており、どんなにアクションシーンがスピーディで手に汗握る出来映えでも"所詮子供だまし"、みたいな評価になっているんじゃないかと思う。それがなんとも惜しい!! オープニングから主人公アレックスを巡る状況が無駄なく分りやすくセンスよく描かれており、しかもアレックス・ペティファー君がステキなものだから見入ってしまう。 また、特典映像にはイギリスで撮られた作品関連インタビューが入っていて、これが妙に新鮮なのだ。原作者と並んで座り質問に答えるアレックスは、大人顔負けの堂々たる雰囲気。物怖じせずリラックスしている。質問自体も日本のインタビューよりは形式ばらずおもしろい(この映像のアレックス君は短髪で、この作品とは違った雰囲気だ)。 というわけで、アクションものがキライでない、少年の心を忘れていない方に『アレックス・ライダー』、オススメです。 #
by hikoso
| 2008-06-10 21:14
| 映画
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2008年 06月 09日
『ドッグ・バイト・ドッグ』(2006年)でベリーハードな面を見せてくれたサム・リーの2003年作品。
彼には軽快・軽妙な役柄がはまっていて香港のニオイぷんぷん。だけどもしかしたら目はいつも笑ってなかったかも・・・なんて感じた今回の一本。 ストーリー:結婚式を明日に控えたジョー(サム・リー)は大忙し。ママからのチェックの電話、友人達との独身最後の飲み会etc.新婦のシャーリー(ポーリー・ソン)は才色兼備で、学歴も何もかもサムには過ぎた女性だ。ところがそんな彼女が誘拐されてしまった! 犯人から「彼女を助けたければある男を連れて来い」という脅迫電話が入り、ジョーは指定された場所へ急ぐのだが・・・ ジョーはまじめで小心者。そんな彼がシャーリーと出会ったきっかけは、2年前事故で炎上していたタクシーから彼女を助け出したことだった。誰もが不釣合いと感じるカップルだが、シャーリーはジョーを信じている。何のとりえもなさそうなジョーが犯人から次々と難題を突きつけられる。それらを何とかクリアするたびに精悍な顔立ちに見えてくるのがいい。決しておちゃらけた顔を見せないで大真面目に頑張るサム・リーの、いつもとは違った一面を見られて妙に嬉しい。彼はこれから先、どのように進化してゆくのだろう? ゛花嫁の挽歌”というタイトルは何を狙ってつけたのか謎だが、日本版なのにメイキング(日本語字幕はナシ)や場面写真のスライドショーまでついていて、香港映画ファンには嬉しい。内容的にもドタバタした展開ではありながらいつもとは違った空気感を持つ作品(ノワール系では決してないのでご注意を)。真面目なサム・リーの端正な顔立ちをご堪能ください。 『花嫁の挽歌』婚前殺行為/A Wedding or A Funeral 2003年香港 監督:ホー・チハン 出演:サム・リー、ポ-リー・ソン、ジム・チム、ラム・シューほか 日本語字幕:平田早苗 #
by hikoso
| 2008-06-09 23:10
| 香港・台湾・中国映画
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2008年 06月 08日
今週も魅力的な作品がいくつか公開された。その中でいちばん見たかったのがこれ。劇場は初日なのに観客わずか5~6人。Wコーチャンズがメディアに出まくっていた『ザ・マジックアワー』の華々しさとは対照的だ。
ストーリー:刑務官の平井(小林薫)は婚期を逃し40過ぎまで独身だったが、見合いで子持ちの女性美香(大塚寧々)との結婚することに。式を数日後に控えたある日、囚人・金田(西島秀俊)の死刑執行が告げられる。平井は1週間の休暇とひきかえに誰もが嫌がる執行時の支え役を買って出るのだった。 この映画を見ると、犯罪の加害者と被害者だけを見つめて死刑の是非を語ってはいけないことに気づく。死刑執行に関わる刑務官の職務もまた、想像以上に過酷であるに違いない。人の命に関わる以上、そう簡単に仕事と割り切れるものではないはずだ。 冒頭から、刑務官・平井を演じる小林薫の、いつになく疲れた表情が気になる。見合いの席でも彼の意思というよりは周りに流されるように話が進み、抗えないものに流されて行くしかないという諦めのようなものが感じられる。 死刑囚金田の、白のイメージが印象的。独房の壁、スケッチブックの表紙、服装・・・白は西島秀俊という人のイメージでもあるかもしれない。 そして静寂。刑務官が休憩中に吸うタバコの、紙の燃える音さえ聞こえる静けさ 金田はいつ告げられるかわからない執行に静かに怯える毎日。その日は突然やってきて、強引に彼を連れ去る。でもそれは囚人でなくても同じで、心の準備は直前に行うものでなく、常日頃からしておくべきなのだと気づく。 この作品は時系列ではなく、金田の死刑執行前後の職場の様子と、平井の結婚前後の物語が交互にはめ込まれている。祝事と人の死が同時進行するというシチュエーションの過酷さが、時系列に並んでいないことで緩和されており、見る方としてもありがたい。 そして最後まで見終えたとき、私自身はとてもシンプルな結論にたどり着いた。 言葉に出せない重い仕事を背負った人はたくさんいると思うが、逃れられない社会での重責を果たす人達を支えるのは家庭なのだ。家庭で癒されてこそ耐えてゆける。さらに家庭が癒しの場であれば、犯罪者さえ出さずにすむだろうに・・・ 『休暇』2007年日本 原作:吉村昭短編集『蛍』収録 監督:門井肇 出演:小林薫、西島秀俊、大杉漣、大塚寧々ほか #
by hikoso
| 2008-06-08 09:12
| 映画
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