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トラウマ
日光東照宮を見終えて、駐車場に向かう道すがら、トイレに行きたくなった。
最寄のトイレに向かって歩いていると、後ろから小学校低学年~幼稚園児くらいの女の子たちが4人ほど、「トイレ、トイレ」と言いながら私を追い抜いて行った。 少し待たねばならんなあ、と思いながらその場所に到着すると、女児の一人が「わたし、洋式じゃないとできない」と言って、和式トイレに入ろうとしない。 今どき珍しいことに、そのトイレは和式4室、洋式1室という組み合わせ。私は、空いている和式に先に入らせてもらった。 さらに珍しいことに、そのトイレにはペーパーが常備されておらず、「お手持ちのティシューをお使いください」との表示があるではないか。私はバッグからポケットティシューを取り出した。 ところが、扉の外が騒がしい。女の子たちが「ここ、紙がない。こっちは?」と各部屋の扉を開け始めた模様。嫌な予感・・・ 数秒後、予感は的中した。 鍵を閉めたはずの私の個室のドアが勢いよく開かれた。 「きゃ~~~っ」 私は叫んだ。女の子はびっくりして扉を閉めたが、勢いあまって弾んだドアが再び開いてしまった。 「ぎゃ~~~っ」 私はもう一度叫んだ。 私が身支度を整えて戸外に出たときには、すでに女の子たちの姿は消えていた。私も恥ずかしさと決まり悪さで、走るようにその場をあとにした。 大人げないと言えば、その通りである。第一、おばさん、鍵をちゃんと閉めたの?と疑われるかもしれない。 きゃ~と叫ぶ、お尻を出したおばさんを見て、少女はどれだけびっくりしたことだろう。 驚きながらも、トイレのドアが閉まっていたら、まずノックするべきと彼女は学んでくれたであろうか。 彼女にとって、観光地のトイレとおばさんのお尻がトラウマにならないことを祈るのみである。 申し訳ございませんが、記事に直接関係のないTB、コメントは削除させていただく場合があります。ご了承ください。 検索
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1 2016年 06月 05日
ハードな映画を二本続けて観た。
▶一本目「ヒメアノ~ル」 高校時代、ひどいいじめを受けていた森田(森田剛)が、自分をいじめた人間と世の中に報復してゆく— なんて書くとにべもない感じになってしまうが… 濱田岳とムロツヨシの存在ゆえか、緩みと緊張が不思議なバランスで共存している作品である。 猟奇的な犯罪を犯す人間が現れたとき、私たちはまず、その残虐さに戦慄を覚える。被害者の安否を気遣いもするが、次に興味を持つのは、犯人の生育歴。 もし犯人が、親から虐待を受けていたり、級友からいじめられていたりすると、「だからこんな罪を犯したのだ。(仕方ない)」と納得してしまうー そんなことはないだろうか。 理解できない行動をとる人間は恐ろしい。でもそれが周囲から愛されなかったゆえだというのなら、多少なりとも理解でき、ある意味ホッとする。そんなことは何の解決ももたらさないのに。 犯人にどんな背景があったとしても、それは犯罪を犯していい理由にはならない。同情の余地もないはず。問題をすり替えてはいけない。それでは被害者は浮かばれない。 とは言いながら、所々に入れ込まれているいじめの数々は、森田の人格を崩壊させるに足るものであるのも確かだ。だからいじめた人間が復讐されるのはやむを得ない・・・? 「ヒメアノ~ル」2016年日本 原作:古谷実 監督・脚本:吉田恵輔 出演:森田剛、濱田岳、佐津川愛美、ムロツヨシほか ![]() 海辺の町でけんかに明け暮れる男・泰良(柳楽優弥)は、街に出て強そうな男たちにけんかを売って歩く。その姿に触発された高校生・裕也(菅田将暉)が絡んで、事態は思わぬ方向へ。 まずチラシで惹かれ、劇場用リーフで山田孝之が柳楽優弥を絶賛しているのを確認、彼ありきで見た。柳楽優弥はその存在自体に危うさをはらんでいる。 BSドラマ「アオイホノオ」、NHKドラマ「まれ」、映画「合葬」、ドラマ「ゆとりですがなにか」等、このところの彼はどの作品でも興味深い。 最初はただ強そうな男に挑んでゆく泰良の、腕のみに頼ったやり方に一定のルールを感じてもいたのだが、裕也がかかわることにより、それだけでは済まなくなり失望。 泰良にとっては、自分がこいつ、と決めた人物にとびかかる以外、なんの理由も目的もない。自分の命を守りたいという意志も感じられない点、自棄的で動物よりも考えなしである。 泰良の行動と、裕也の行動はまったく別の次元のもので、終盤の展開は泰良が裕也に巻き込まれたようにも見えるが、それさえも泰良にはあまり意味のないことなのだろう。 殴られたら痛いし、体にダメージも負う。それがわかるような映像になっているところがすごい。 「ディストラクション・ベイビーズ」2016年日本 監督:真利子哲也 出演:柳楽優弥、菅田将暉、小松菜奈、村上虹郎、池松壮亮ほか ところで、二作とも警官が登場するのだが、申し上げたいことが。どんな田舎の町でも、お巡りさんは一人で行動しないでください。 ■
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by hikoso
| 2016-06-05 11:12
| 映画
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