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2009年 04月 22日
父が亡くなったとき、こんな話を聞いた。「亡くなった人はね、49日までは家の天井の隅っこにいて家族を見ているんですって」 根拠などないことと分っていたけれど、その時はその言葉を素直に信じた。本当にそこにいて欲しいと思ったから。
何の前触れもなく身近にいた人を喪うと、心が現実についてゆけない。そして残された者は、大なり小なりの悔いを抱えていくような気がする。 ストーリー:アトン(ヴィック・チョウ)は大学の人気者。エンジャ(リー・ビンビン)はミスキャンパスと付き合っていた彼をものにしたが、プライドの高さゆえアトンに対してなかなか素直に心を開けないでいた。ある日アトンと喧嘩したエンジャは、追いかけてきたアトンを自動車事故で喪ってしまう。 それから3年。エンジャは弁護士事務所に勤めたが、未だに精神安定剤と縁の切れない生活を送っていた。そんな彼女の前に突然アトンが姿を現わす ぼくを好きか シンプルにして最重要なアトンの問いかけに答えられぬまま、恋人を永遠に失くしてしまったエンジャ。 シンプルな問いに素直に答える― 人はなぜそんなことさえできないのだろう。答えがはっきりしていても答えられなかったり、自分の気持ちが分らなかったり。心の中の答えと、そのもっと奥底にある何か、相手に伝える言葉、そして表情や態度・・・これらの間には容易に結びつかない隔たりがあって、物事を厄介にしている。 ジョニー・トーの映画ではいつも大切なことが語られている。だから、時にかなりデフォルメされた設定があっても面白く見ることができる。また、シーンの美しさに惹かれることもたびたび。最近はしみじみ「ジョニー・トーが好きだったんだなぁ、わたし」なんて思ったりすることも。 この作品は大事な人を喪った人たちの傷ついた心を静かに癒してゆく仕上がり。アトンとエンジャの関係はすっきりと完結してゆくのだが、エンジャが仕事上で知り合う青年シュー(ウォン・ヤウナン)の係わり合いがいまひとつ説明不足というか物足りない気がする。 優しい精神科医のロイ・チョンと、優しいパパのラム・シューも結構好きだ。 (*本作は広東語ではなく北京語です。) 『僕は君のために蝶になる』蝴蝶飛/Linger 2007年香港 監督:ジョニー・トー 脚本:アイヴィ・ホー 出演:リー・ビンビン、ヴィック・チョウ、ヨウ・ヨン、ラム・シュー、ロイ・チョンほか 日本語字幕翻訳:鈴木真理子
by hikoso
| 2009-04-22 23:55
| 香港・台湾・中国映画
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