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トラウマ
日光東照宮を見終えて、駐車場に向かう道すがら、トイレに行きたくなった。
最寄のトイレに向かって歩いていると、後ろから小学校低学年~幼稚園児くらいの女の子たちが4人ほど、「トイレ、トイレ」と言いながら私を追い抜いて行った。 少し待たねばならんなあ、と思いながらその場所に到着すると、女児の一人が「わたし、洋式じゃないとできない」と言って、和式トイレに入ろうとしない。 今どき珍しいことに、そのトイレは和式4室、洋式1室という組み合わせ。私は、空いている和式に先に入らせてもらった。 さらに珍しいことに、そのトイレにはペーパーが常備されておらず、「お手持ちのティシューをお使いください」との表示があるではないか。私はバッグからポケットティシューを取り出した。 ところが、扉の外が騒がしい。女の子たちが「ここ、紙がない。こっちは?」と各部屋の扉を開け始めた模様。嫌な予感・・・ 数秒後、予感は的中した。 鍵を閉めたはずの私の個室のドアが勢いよく開かれた。 「きゃ~~~っ」 私は叫んだ。女の子はびっくりして扉を閉めたが、勢いあまって弾んだドアが再び開いてしまった。 「ぎゃ~~~っ」 私はもう一度叫んだ。 私が身支度を整えて戸外に出たときには、すでに女の子たちの姿は消えていた。私も恥ずかしさと決まり悪さで、走るようにその場をあとにした。 大人げないと言えば、その通りである。第一、おばさん、鍵をちゃんと閉めたの?と疑われるかもしれない。 きゃ~と叫ぶ、お尻を出したおばさんを見て、少女はどれだけびっくりしたことだろう。 驚きながらも、トイレのドアが閉まっていたら、まずノックするべきと彼女は学んでくれたであろうか。 彼女にとって、観光地のトイレとおばさんのお尻がトラウマにならないことを祈るのみである。 申し訳ございませんが、記事に直接関係のないTB、コメントは削除させていただく場合があります。ご了承ください。 検索
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2005年 06月 10日
![]() 昨日地元でその記者会見と試写会がおこなわれた。 “埋もれ木”とは火山の噴火などによって地層の中に埋もれてしまった樹木のこと。地中にいつも水が供給されていないと腐敗してしまう、など、いくつかの条件をクリアしないと残らないものだそうだ。立ち木のままで発見されることは珍しい。 作品世界:山に近い小さな町。まだ所在なくふんわりと生きているような高校生の“まち”が、友達と短い物語を作り、それをつないでゆく遊びを始める。そんなまちを中心に据えて、まちの毎日、町の大人たちの生活、昔から伝わる祭りを継いで行く子供たち…日本人を支えてきた風景や生活の背景を遠く近く描いてゆく。いま誰もが無くなりつつあると感じている心を形にして見せてもらっっているような感触が味わえる。 舞台は三重県鈴鹿市。決して昔を描いているわけではないが、舞台となる町は緑に包まれ、古きよき時代を思わせる場所。ビルや交通量の多い道路は陰に隠れている。 でもそれは決して現実から目をそむけているわけではなく、そちら側でなくこちら側で暮らしていくこともできるのだという象徴のような気がして。場所でなくて心の問題。 小栗監督の作品は「難しい」という評価を受けることが多い。それはいつも見慣れたドラマの世界のようにインパクトある事件があり、それが作品に山を作り、完結してゆくというタイプのものではないからだ。ドラマを見る感覚で見てしまうと「何が言いたかったんだろう?」と頭を抱えることになる。でも一つ一つのシーンは美しく、懐かしい日本の情景であり、そこに暮らす人なのだ。 素直にそれを感じるだけでもいいような気がして。今回の作品は登場するアイテムがかわいらしく、そこにも惹かれるものがある。 印象的なシーン:★坂本スミ子演じる老婆のセリフには心動かされる。親族が集まって彼女の行く先を相談したら8対1で老人ホーム行きが決まってしまった。1は自分の票。そんな身を嘆く老婆。人をなじるより「息子たちにしがみついてなけりゃ生きていけない、そんなオレの性根が違う」という。そのシーンには泣けた。 ★もうひとつは田んぼのあぜ道を大人も子供も一緒に歌いながら歩くシーン。 ひと目見たとき好きになったのよ 何がなんだかわからないのよ 西条八十のこの詞を、大人も子供も同じ気持ちで歌いながら歩いている。そんな光景がとてもいいと思った。 『埋もれ木』 2005年日本 監督:小栗康平 出演:夏蓮 浅野忠信 田中裕子 坂本スミ子ほか 6/25(土)より渋谷シネマライズにてロードショー ■
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by hikoso
| 2005-06-10 13:49
| 映画
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Comments(2)
藍aiさん、こんにちは♪
先日は遊びに来てくださってありがとうです。 さっそくフラフラ飛んできちゃいました。お邪魔します! なんだかこの記事のタイトル「ありのままを見ればよい」に グっと惹かれてしまい、ついつい、ここに足跡つけてしまいました。 小栗監督といえば、すごく昔に『泥の河』を観たきりなのですが なんだか藍aiさんの教えてくださったセリフ “ひと目見たとき好きになったのよ何がなんだかわからないのよ”の 言葉と、大人も子供も同じ気持ちでその歌を歌っているという状況に いいな、いいなーー!と、突き動かされてしまいました。 あーん、どうしよう、藍aiさんのせいで(笑)、観たい映画が ふえてしまいましたよぉ(笑)・・しかし財布は軽いかな(泣笑) ・・と、嬉し涙を流しながら手をふり、また遊びにきちゃいます(笑) こんな失礼な者ですが、これからもヨロシクです・・(ペコリ) ![]()
ガオさん、覗いてくださってありがとうございます。そしてここに反応していただけるとは嬉しいです!
実は映画の試写の日、小栗監督とお話しする機会があり、とてもおだやかで含蓄があり、決して人を威圧しない雰囲気にとても感激しました。静かなトーンで語る声の響きの中にやさしさが・・・ 商業映画ではない分、たくさんの方が作品を見てくださるといいなあ、と素直に応援しております。 私もまたガオさんちにお邪魔させていただきます~よろしく! (・e・)
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