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2008年 09月 17日
陳木勝(ベニー・チャン)監督ファンとしては是非とも劇場で見たかった一作。(ちょっとだけ意識を失ったので家で見直してから書いています)
ストーリー:街中で現金輸送車が爆破され、大金が強奪された。その手口は凶悪かつ残忍。爆発に巻き込まれて結婚直前の恋人を失ったチャン刑事(ニコラス・ツェー)は虚無感にさいなまれつつも犯人への復讐に燃えていた。 一方、同じ犯人グループに屈辱を味わわされたフォン警部補(ショーン・ユー)、行方不明になった警察官の兄タツ(写真=アーロン・クォック)が犯人グループの一員になっていると知らされた巡査のワイ(ジェイシー・チャン)も彼らを追っていた。共通のターゲットを目指し、3人は行動を共にすることに・・・ ベニー・チャンといえば爆発、であある。今回もかなり派手な爆破シーンが随所にみられた。アクションも見所たっぷりで、前半だけでもド胆を抜かれるような激しさにびっくり。ショーンがラム・シューを痛めつける場面にビビッていたらなんと!ショーンが弾丸を・・・・ひぇ~~。こうした思いもよらないようなアクションを見せてくるところもベニー・チャンのベニー・チャンたる所以だ。アクションはいったいどこまで進化していくのだろう? しかし、しかし― 今回の目玉はそれだけじゃない。呉京(ウー・ジン)なのだ! 表情を動かさない冷徹な犯罪者。なのに何故惹かれるのだろう?内側にあるなにかに? 犯罪がきわめて非情で凶悪なのに、とにかく悪役が光っていることにおいてこの作品、同監督の『香港国際警察』と共通している(~あの作品で私は呉彦祖君に落ちました)。 ←ほらね、US版のDVDなどジャケットがウージンメインになっているではないか。 ニコは結婚してから渋みを増した感じ。ジェイシーは善人の警官をまるで素であるかのように演じて好感度大。ショーン君、いろいろな役に挑戦しているなあ。この3人が裸でもつれて(?)いるシーンは見ものだ。 気になったことといえばアクションシーンで何度か見られた瞬間ストップモーション(?)、それからガラスやテーブルなどが簡単に割れていくところ。痛そうに見えないのはいいのだが、リアリティには欠ける。軽快でスピード感が出るからそちらを選んだということなのかな。それはそれでOKだけれど。 『インビジブル・ターゲット』男兒本色/Invisible Target 2007年香港 監督:ベニー・チャン 出演:ニコラス・ツェー、ジェイシー・チャン、ショーン・ユー、ウー・ジン、アンディ・オン、サム・リー、ロー・ワイコン、マーク・チェンほか 日本語字幕翻訳:水田菜穂
by hikoso
| 2008-09-17 09:59
| 香港・台湾・中国映画
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Comments(3)
Commented
at 2008-09-17 22:32
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
藍*aiさん こんばんは
私は去年の映画祭の時に見たのですが 私も この作品では 呉京にすごく惹かれました 何といっても アクションの切れが全く別次元ですもの 私 普段別にアクション大して好きでは無いのですが 彼の動きは本当に素晴らしくて見惚れました 悪役が光ってる>確かに 今回のアンディ・オンもとても良かったです 来世では善人になりたいと言うシーンには涙でした あの時は爆発に辟易したのですが 色々皆さんの感想を見て もう1度見直すかな。。。と云う気になっています 丁度 1週間後から始まります
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Commented
by
藍*ai
at 2008-09-20 21:39
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usakoさん、やはり呉京をチェックされました?
>アクションの切れが全く別次元 本当ですね。私もアクション映画を好んで見てはいるものの、アクション自体が好きなわけではないんです。 でもすごいと思いました。 アンディ・オンさんとの対が効いていましたよね。 香港映画らしい一作ですよね。
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