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2006年 10月 02日
1週間限定上映、しかも韓国語版は火曜までという大忙しのスケジュール。
ストーリー:元気いっぱいな9歳のハニ(パク・チビン)と3歳年上のハンビョル(ソ・テハン)は性格は違うが仲のいい兄弟。学校から戻り、「具合が悪いから塾の時間に起こして」と言って寝込む兄をテレビゲームに夢中のハニは起こさない。仕事から戻った母(ペ・ジョンオク)がさぼった二人をいつものように叱っていると、ハンビョルが吐いてぐったりしてしまった。検査の結果脳腫瘍が見つかり、すぐに入院し手術することに。こうして家族の闘病生活が始まった。 予告編を見ただけで泣けてしまった。それでも見たいと思わせる予告編のうまさ、あなどれない!ただ、予告とチラシから想像した内容とは少し違っていた。9歳の弟は分別を見せるのではなく、ウェットになるのでもなく、子供らしいやり方で行動する。 冒頭で母親が見せる戸惑いとやり場のない気持ちに共感。私自身も子供が学校や塾を休みたがる時、二つの思いが行き来するから。なんとしても休ませてはいけないという思いと、深刻な病気だったらどうしようという不安と。この母親はどんなに自分を責めたことだろう。 父親(パク・ウォンサン)のキャラクターがいい。最初に登場するシーンで自らを“ワッハッハマン”と称するこのお父さんのやさしさは海のように深く大きい。手術前にハンビョルの髪をバリカンで刈るシーンには参ってしまう。演じる俳優さんは脇役でちょくちょくお目にかかる人だ。 そして長男らしいがまんと物分りのよさをみせるハンビョルも健気でいい。 作品として見ると、全体のバランスが今ひとつ取れていないような気がしないでもない。見ているうちに焦点がずれてくるというか、誰に何を訴えたいのかが曖昧になってくるというか。 主人公はハニであり、子供の視点で描かれている作品。その分、盛り込まれているエピソードは時に無謀だったり、現実離れしたファンタジーだったりする。それはいいのだけれど― ところで“パク・チビン”という名前。韓国の人たちにとってはどういう語感なのかわからないけれど、この少年の外見から受けるイメージにまさにぴったりで思わず頬が緩む。ニュー・モントリオール国際映画祭では子供ながらに主演男優賞を受賞するという快挙。 上手な子役・チビン君がどんな風に成長してゆくのかは大いに気になるところだが・・・ この作品の主人公ハニは将来有望。こんな風に育った子供はきっといい大人になってゆくに違いない。 『奇跡の夏』Little Brother 2005年韓国 監督:イム・テヒョン 脚本:キム・ウンジョン(原作者の妹) 原作:キム・ヘジョン著『悲しみから希望へ』 出演:パク・チビン、ソ・テハン、ペ・ジョンオク、パク・ウォンサンほか 日本語字幕:根本理恵
by hikoso
| 2006-10-02 02:01
| 韓国映画
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Comments(2)
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