ブログパーツ
最新の記事
最新のコメント
トラウマ
日光東照宮を見終えて、駐車場に向かう道すがら、トイレに行きたくなった。
最寄のトイレに向かって歩いていると、後ろから小学校低学年~幼稚園児くらいの女の子たちが4人ほど、「トイレ、トイレ」と言いながら私を追い抜いて行った。 少し待たねばならんなあ、と思いながらその場所に到着すると、女児の一人が「わたし、洋式じゃないとできない」と言って、和式トイレに入ろうとしない。 今どき珍しいことに、そのトイレは和式4室、洋式1室という組み合わせ。私は、空いている和式に先に入らせてもらった。 さらに珍しいことに、そのトイレにはペーパーが常備されておらず、「お手持ちのティシューをお使いください」との表示があるではないか。私はバッグからポケットティシューを取り出した。 ところが、扉の外が騒がしい。女の子たちが「ここ、紙がない。こっちは?」と各部屋の扉を開け始めた模様。嫌な予感・・・ 数秒後、予感は的中した。 鍵を閉めたはずの私の個室のドアが勢いよく開かれた。 「きゃ~~~っ」 私は叫んだ。女の子はびっくりして扉を閉めたが、勢いあまって弾んだドアが再び開いてしまった。 「ぎゃ~~~っ」 私はもう一度叫んだ。 私が身支度を整えて戸外に出たときには、すでに女の子たちの姿は消えていた。私も恥ずかしさと決まり悪さで、走るようにその場をあとにした。 大人げないと言えば、その通りである。第一、おばさん、鍵をちゃんと閉めたの?と疑われるかもしれない。 きゃ~と叫ぶ、お尻を出したおばさんを見て、少女はどれだけびっくりしたことだろう。 驚きながらも、トイレのドアが閉まっていたら、まずノックするべきと彼女は学んでくれたであろうか。 彼女にとって、観光地のトイレとおばさんのお尻がトラウマにならないことを祈るのみである。 申し訳ございませんが、記事に直接関係のないTB、コメントは削除させていただく場合があります。ご了承ください。 検索
カテゴリ
全体 香港・台湾・中国映画 香港・台湾・中国関連 韓国映画 韓国関連 映画 映画関連 無間道 頭文字D 香港 TV番組・ドラマ・DVD 音楽・美術・舞台 サントラ 本 ことば・文字 日々のくらし 懐かしワールド 剣道 観賞映画INDEX(中国・香港) 鑑賞映画INDEX(韓国) はんこ MEMO 未分類 以前の記事
2018年 04月 2018年 03月 2018年 02月 2018年 01月 2017年 12月 2017年 11月 2017年 09月 2017年 08月 2017年 07月 2017年 06月 more... 記事ランキング
ブログジャンル
|
2006年 09月 25日
![]() ストーリー:1989年5月千葉県船橋市で商売を営む八百春に一人の中国人青年がやってくる。二日続けてやってきた彼は店の野菜をさんざん眺めた挙句「高いね」。1ヶ月8万円で生活する彼らにとって、母国とあまりに違う値段の野菜は買いたくても手が出ないものだったのだ。主人(ベンガル)がやむをえず「ジャンケンであんたが勝ったら安くしてやる」といったのをきっかけに、八百春と中国人留学生達のつき合いが始まった。 実際にあったストーリーを大林宣彦監督が映画化したもの。作品が撮影されたのは偶然にも北京で天安門事件の起こった1989年。本当に八百春さんと中国青年たちの交流が行われたのはさらにさかのぼった1981年のことだそうだ。 1981年といえば昭和50年代。画面には今はもう滅多に見られない、客でにぎわう昔ながらの八百屋が登場する。赤電話や丸いちゃぶ台、ちんどんやなどの存在もさることながら、時代をいちばん感じたのは八百春の奥さんを演じるもたいまさこ。 洗濯物を物干し台から取り込む姿や、鏡台の前で顔にクリームを塗りこむ姿、家計簿をつける、子供に小言を言う、金を持ち出す夫に泣きつく、靴下の脱ぎ方まで・・・・そうした行動すべてがほんとに商売屋のおかあちゃんらしい。 この奥さんはやさしくて人情味がある。それはいつもふとしたところに見えるやさしさで、スポンジのようにふわっと人の心を支え受け止める。夫と対等にガンガン言ったり行動したりするタイプとは違うのだ。そこが何ともいえずいい。 八百春はこうして始まった中国人留学生への援助に身も心もお金もつぎ込んで、繁盛していた店はすっかり落ちぶれ税金も払えなくなる始末。それでもなお彼を突き動かしていたものは何だったのだろう?自他共に認める中国病患者になってしまった彼は、どんな状況に陥ってもこの病気から治りたくないというのだ。 それほどまでに中国に魅せられた八百春さんを見ていると、次元は違うと思うけれど他人事ではないんだよね。 作品にはベンガル、もたいまさこのほかに木野花、斉藤晴彦、柄本明、角替和枝、笹野高史、小林聡美などが出演、監督いわく「日本の小劇団集合映画」となっている。作品の撮り方にもこの時期・この監督ならではの考えが出ていて興味深い。 『北京的西瓜/BEIJING DE XIGUA』1989年日本 監督:大林宣彦 出演:ベンガル、もたいまさこ、黎涓ほか ■
[PR]
by hikoso
| 2006-09-25 23:50
| 映画
|
Comments(1)
|
ファン申請 |
||
外部サイトRSS追加 |
||