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2020年 04月 05日
▲先日の東北旅行の際、福島のサービスエリアにあったセブン像 なぜウルトラマンではだめで、ウルトラセブンが好きだったか。 *ウルトラ警備隊の制服が格好よかったから。グレーメインのあのデザイン、ヘルメットも。 *ポインター(自動車)のデザイン、ウルトラホーク1,2,3号(サンダーバードみたいだったが)などの登場アイテムもオシャレだった。 *ウルトラマンよりウルトラセブンの顔のほうが好き。 *3分で帰らないから。気が急かなくてすむ。 *テーマ曲の格調高さ(特に2番と3番との間に入る間奏)。 *主演の森次浩司(晃嗣)! *そして多彩なストーリー。 何より、「ウルトラセブン」には重厚感があった。本物志向というのだろうか。子供だましではない感じがあった。 そんな子供なりの分別から、ウルトラセブン大好きだった幼少期を経て幾年月。書店の文庫コーナーでこの本を見つけた。 著者はウルトラセブンを、音楽にこだわりつつ愛好していたという。特に最終回、モロボシダンがアンヌ隊員に自分の正体を明かすシーンで流れた音楽が、彼にとって最大のこだわりとして残る。あの曲が誰の演奏によるいつのものなのか。それをずっと忘れずに追いかけ続けた彼はついに答えにたどり着き、その過程で導かれるようにクラッシック音楽の道へと進んだ。 こうした探し物は、私自身執念深く年月を飛び越えて行うたちなので、彼の気持ちがとてもよくわかる。 この本を読みながら、私自身何度も何度も見聞きして体に染みついているあの曲が、シューマンの作品であることを初めて知った。こだわりどころが違うと、こんな風になるんだなあとこちらもまた感慨深い。カラヤン/リパッティ盤1948年の演奏が番組で使われたものだそうで、読みながら無性に聞きたくなって検索したところ、ちゃんと出ていた。著者・青山さん監修のCDが。 だいぶ前のことだが、ショパンの「別れの曲」をいろいろなピアニストのバージョンで聞き比べてみたことがあった。曲の解釈は演奏者によって違い、演奏も変わってくることは知っていたが、たった一つの演奏を探し当てるのは子供には大変だったことだろう。それだけに、彼がカラヤン/リパッティ盤にたどり着いたときの喜びがどれほどのものだったかと思う。彼はその後、セブンで音楽を担当した冬木透氏とも会い、直接選曲に至る話まで聞くことができた。まさにウルトラセブンが彼の人生を導いたと言っても過言ではなさそうである。 『ウルトラセブンが「音楽」を教えてくれた』青山通著 令和2年3月1日 新潮文庫刊
by hikoso
| 2020-04-05 15:07
| 本
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