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2018年 09月 19日
チラシで見た、主人公の後ろに積まれた本の山が気になり、見に行くことにした。
なかなか気骨のある、一本筋の通ったストーリーである。 ストーリー:高校に入ったばかりの鮎喰響(平手友梨奈)は、凛香(アヤカ・ウィルソン)が部長をつとめる文芸部に入部した。響は月に20~30冊を読む本好きで、自らも小説を執筆している。手書きで文芸誌「木蓮」に寄稿された響の作品は、編集者花井(北川景子)によって見いだされ、新人賞にノミネートされる。 響のキャラクター設定がいい。 彼女は自分を信じているし、自分の信念を曲げない。世の中の矛盾と真っ向から戦う。大人の世界の「なあなあ」な部分を、絶対そのままにしない。 彼女と戦った男の何人かが、プライド云々より、自分を顧みる度量を持っていたことも小気味よい。 既成概念や慣習と戦うためには、莫大なエネルギーが必要だ。 響は、やすやすとそれをやってのける。その原動力を生む若さがまぶしい。 もし、先頭に立って戦うだけのエネルギーがなくても、筋だけは通すこと。 問題を一つ一つきちんと考えて、自分の立ち位置を確認しておくこと。 長いものに巻かれる、ダメな大人にならないという気概だけは持っていたい。 自民総裁選まであとわずか。投票権を持つ大人たちの意気を見たい・・・ 『響-HIBIKI』2018年日本 原作:柳本光晴『響~小説家になる方法~』(小学館ビッグコミックスペリオール) 監督:月川翔 出演:平手友梨奈、アヤカ・ウィルソン、北川景子、柳楽優弥、北村有起哉、小栗旬、吉田栄作ほか
by hikoso
| 2018-09-19 18:27
| 映画
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