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押し寄せる波
ゆっくり振り返る余裕もなく・・・というよりは、通院している間、考えないようにしていたのかもしれない。
死んだポッケのこと。仕事を辞めたこと。長年住んだ家を取り壊したこと。そして友人を亡くしたこと。 思いきり泣きたいのに、きっかけがない。 本当は涙も出ないほど、ドライなのだろうかと、自分の心を遠くから眺めてみる。 そうかもしれない。違うのかもしれない。どちらなのかよくわからない。分からないままにしておく。自分を責めても何にもならないから。でもー ポッケは生きたかったのだろう。 もっと面倒見てやりたかった。でもあと一日遅れていたら、私の左目はダメになっていた。ゴメン。引きかえにしてしまった・・・ 友人にとって私は、居心地良い存在だっただろうか。随分めんどくさいやつだったに違いない。申し訳ないことをした。でももう謝れない。 「終ったんだよ」 友人のお母さんが私になんどかそう言った。涙を見せず気丈にふるまうおばさんに危うさを感じながら、私の中に「終わった」という言葉が刻み込まれる。終わりは必ず来る。とてもさりげなく。 言葉も情景も感触も、不意に寄せてはまた引いてゆく。 揺れながら押し寄せる感情は、不発のまま消え去る。出し切れない不安定感が残り続ける。 そんな気持ちを抱えた私から、ポッケの鳴き声も、友の話し声も、少しずつ遠ざかってゆこうとしている。 申し訳ございませんが、記事に直接関係のないTB、コメントは削除させていただく場合があります。ご了承ください。 検索
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2018年 07月 23日
![]() ★看護師さん
○比較的若い看護師さんが多く、昼間の看護師さんと夜担当の看護師さんが夕方交代します。 昼間の看護師さんは、朝、自分の名字をパウチした大きめの札を持ってきて、「今日、昼間を担当します○○です。よろしくお願いします。」と挨拶してくれます。 名前の札を置いて行ってくれるのは、安心材料ですし、わかりやすくてよいと思います。(不思議なことに、夜担当の看護師さんで、こうした札を置いていく人はほとんどいませんでした。) △病棟での1日の流れはほぼ決まっているのですが、毎日確実に同じわけではない。また、看護師さんごとに微妙にやり方が違う気がする・・・検温、血圧測定、ごはんが食べられたか、排便があったかの問診、これが、ときどき省略されている感覚があります。 毎日ほぼ同じ時間に、同じように行われていればわかりやすいのですが― こうしたルーティンワークは、患者の生活リズムを作る上で大事ですから、極力、毎日同じように行ってほしいと感じました。 △蛇足ですが、私は看護師さんのため口は嫌い。だから、看護師さんがそうした口調で話してきても、自分は絶対敬語を崩しません。若い看護師さんは、こちらの年齢ゆえかもしれませんが、ほとんど敬語で話してきます。少しベテランの域に入っている人に、ため口で話してくる人が多いようです。そこに「親しみ」とは違うものを感じるのは、私の偏見でしょうか? ★医師、検査技師さん ※患者は、自分の弱い部分に意識が集中しているのかもしれません。まぶたに触れる手にとても敏感です。その触れ方は、人が変わるごとに違う。手の温かさとか、力の強弱とか、かすかな匂いとか・・・違うのは当然ですが、そんな微細なことが直に入ってきます。 その手の感触によって、安心して任せられると感じたり、慣れない感じがして不安に思えたり。一瞬の、ほんのわずかなタッチで、人柄や技量まで推量されるのは、不思議ですね。 治療行為は、自信と思いやりを持っておこなってほしいと思います。遠慮しないで手際よく行うという目的意識があれば、違和感のないタッチになるのではないでしょうか。 そおっと触れる感じだと、「本当は触れたくないのかも」と患者に要らぬ気を遣わせることになりましょう。例えそうであっても、仕事に徹してください(年配者なので、偉そうに言いました。お許しを)。 ※眼圧測定について2点 1.「風がでます」と言われると、構えてしまいます。そして風の出るタイミングで目を閉じてしまう。結果、なんども繰り返し、なかなか終わらないことになり、ダメな自分を恥じることになります。どうぞ、予測のつかないタイミングで風を出してください(もしかしたら、それもコワイかも?…)。 2.眼圧測定後、その数値を聞いたことがありません。これは、今まで通ったどこの眼科でもそうだった気がします。それが気になっていました。 入院中、患者仲間で「眼圧測った後、数値を聞いたことある?」という話になりました。みんな「聞いたことない、聞きづらい」と言います。ある日、仲間の一人が聞いてみたというので、私も・・・と思いましたが、やはり聞けませんでした。「うるさいな、面倒くさいな」と思われそうで勇気がないですね。他力本願ですが、測った後、もれなく数値を言ってくれればいいのに、と思います。 ※教育の必要 ちょっと話が飛躍していると思われるかもしれません。 これは医療の現場のみならず、あらゆる多忙な職場に言えることですが、必要なのは、マニュアルと後進への教育だと思います。 マニュアルは、ルーティンワークをきちんと行うために必要です。 よく、「わからなかったら聞いて」と先輩から後輩に言いますが、物を尋ねることは、思いのほかハードルが高い作業です。 「この間、言ったばかりなのにできない」「何度言ってもわからない」と思われるのは、聞く方にとって辛いことです。そうしたストレスを回避するために、基本的な部分は、きちんとしたマニュアルを。そうすれば、初心者であっても、他人に聞かずに、ある程度対応できるはずです。それ以上の内容については、教育する側の姿勢が問われる部分になります。 人に教えることには根気と手間が必要です。自分でやった方が速い。そんなことは決まっています。忙しくて教えることに時間を使っていられないと思う気持ちも分かります。 でも、熟練者が持っているノウハウを後進に伝えなければ、職場のレベルは次第に維持できなくなります。今の職場を支えるベテランの負担は、いつになっても軽減されませんし、後進も育たない。教育は、多忙だからこそ、力を惜しんではいけない部分です。その際、教わる側の姿勢は大切ですが、その芽を育てるも枯らすも、育てる側にかかっています。熟練者のせっかくのスキルが絶ち消えにならないよう、教育に力を注いでください。惜しみなく。 技術を持つ人の多忙さをどう緩和すればよいか。誰も代わりができないのでは、人が疲弊し、間違いも起こりやすくなります。患者と医療関係者との関係性にも、余裕など生まれようもなく、相互理解は程遠いものになるでしょう。 もちろん、人相手の仕事は、相手により変化するものですから、マニュアルはあくまでも基本ですし、対応、ひいては教育も、相手により、時代により変わり、止まることはありません。それをふまえつつ、どうしたら負のスパイラルから脱することができるか、真剣に考えなくてはいけないと思います。
by hikoso
| 2018-07-23 10:16
| 日々のくらし
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