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2018年 05月 16日
愛犬ポッケの病状は、日を追うごとに悪くなっていきました。CT撮影後、立たなくなった後ろ足は、マッサージをしても力を取り戻すことなく、翌日には左前足もうまく機能していない様子。
こうしてポッケの寝たきり生活が始まりました。 最初は声をあげず、呼吸が激しくなったり静かになったりを繰り返していました。排尿、排便をしたくなると、上半身をよじって立ち上がろうとするので、体を起こしてやりました。そのタイミングで水を飲ませ、体の左右を入れ替えて寝かせる。その繰り返しでした。 4月29日、G.W.に入る前に鎮痛薬をもらっておこうと、動物病院へ。痛そうだと先生に伝えると、今の薬がいちばん強いので、辛そうだったら量を倍にするようにとのこと。これ以上強いものは、モルヒネしかないというのです。これはかなりショックでした。 でも、もはや痛みでずっと声をあげる状態になっていましたので、薬の量を増やすことに決めました。寝たきりになってからは、居間に置いて、夜もそばに寝ました。苦しがったらなでてやる、の繰り返し。でも、疲れはまったく感じませんでした。ポッケは、エサだけはよく食べるので、まだ大丈夫と思ってもみたのですが… 5月1日― このあともずっと苦しませることが果たしてよいのかどうか、数日間悩んだ結論をこの日、出すことにしました。食べられているうちは、という気持ちはあったのですが、迷った末に朝、動物病院に連絡、このまま苦しませるのはかわいそうだと思う、と伝えますと、先生が夕方連れてきてください、とおっしゃいました。1日を静かにすごし、午後6時半過ぎ、夫と娘と3人でポッケを病院へ運びました。 「睡眠薬を注射しますね」と先生がおっしゃいました。睡眠薬という言葉が、どんなに救いになったか分かりません。これでやっと、ぐっすり眠れるんだよ。 ポッケの前では泣かないと決めていたのに、涙が止まりません。耳元で「ポッケ、いい子だったね」と伝えました。ポッケの瞳がすーっと静かになっていきました。 私はここ数年忙しさに追われ、月に3~4日しか休みが取れなかったのに、この4月に限って仕事日が少なくて、じっくりポッケに付き合うことができました。 当時中学3年だった娘が「明日になると、保健所にやられちゃうんだって。かわいそうだから家で飼おうよ」と言って連れてきたポッケ。何匹かいた子犬の中で、ポッケは一目散に娘のところへ走ってきたのだそうです。 すべてのお膳立てを君は自分でしたのかな。 ずっと待たせてばかりだったよね。お散歩の時間を待ち、ごはんを待ち、家族が返ってくるのを待ち、なでてもらえるのを待ち。ごめん。ごめんね。
by hikoso
| 2018-05-16 18:28
| 日々のくらし
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Comments(4)
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仁仔
at 2018-05-17 07:18
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虹の橋のたもとへ 涙が溢れるけれど、 これからは いつもポッケの心が寄り添ってくれてますね。
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瑠璃
at 2018-05-17 20:32
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遥か昔に飼っていた私の愛犬も
散歩途中の雑談をちゃんと待っててくれた友人の愛犬も 想いの在り方を変えながらずっと心の中に生きてます。 触れることはできなくなっても、感じることはできます。 ポッケちゃんも藍*aiさんの心の中に きっと ずっと いつも いつまでも。。。。
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hikoso at 2018-05-17 22:12
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by
hikoso at 2018-05-17 22:16
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