ブログパーツ
最新の記事
最新のコメント
検索
カテゴリ
全体 香港・台湾・中国映画 香港・台湾・中国関連 韓国映画 韓国関連 映画 映画関連 無間道 頭文字D 香港 音楽・美術・舞台 TV番組・ドラマ・DVD 歴史 サントラ 本 ことば・文字 日々のくらし 懐かしワールド 剣道 観賞映画INDEX(中国・香港) 鑑賞映画INDEX(韓国) はんこ MEMO 眼科・病医院 未分類 以前の記事
2024年 03月 2024年 02月 2023年 12月 2023年 08月 2023年 05月 2023年 04月 2023年 01月 2022年 12月 2022年 11月 2022年 09月 more... タグ
網膜剥離(13)
術後眼内炎(9) 海堂尊(4) 白内障(3) シリコーンオイル抜去手術(2) ドクターヘリ(2) レーザー治療(1) HIBIKI 響(1) 後部硝子体剥離(1) 財津和夫(1) 樹木希林(1) 通信大学(1) 飛蚊症(1) 病院待ち時間(1) 後発白内障(1) TULIP(1) psycho-pass(1) sano ibuki(1) ウルトラセブン(1) スクーリング(1) 記事ランキング
ブログジャンル
|
2015年 01月 28日
好評なのは知っていながら、昨年見られなかった作品。地元の映画館で上映してくれたので、ありがたく見にゆく。開始日の夕方の回、たった3人の観客はホントに寂しい限り。どうぞ、みなさん足をはこんで…
ストーリー:八百長試合でリングを追われ、前科ありとなった男チン・ファイ(ニック・チョン)と、富豪の息子で放浪の旅を続けていたが、破産した父の面倒を見なければならなくなった青年リン・スーチー(エディ・ポン)。 借金取りに追われ、かつての仲間を頼ってマカオに渡ったファイは、クワン(メイ・ティン)・シウタン(クリスタル・リー)母娘の部屋に間借りし、ボクシングジムの雑用をするようになる。 一方、飲んだくれる父を介抱しながら、総合格闘技に出場して賞金を稼ごうと考え始めたスーチーは、ジムで出会ったファイにボクシングを教えてほしいと頼む。 人が何かをやり遂げるために努力する様子は、見ていてどうしてこんなにワクワクするんだろう。特に肉体改造のための努力は、結果が目に見えるだけに。ニック・チョンの体が明らかに大きくなっていて、感動すら覚えた。 もう一つこの映画の大きな魅力は、子役・クリスタル・リーの存在。キャラクター設定も素晴らしいし、彼女の演技も文句なしにいい。 狂ったように香港映画ばかりをみていた時期があったからこそ気づくことも、ささやかながらある。懐かしかったり、驚いたり。 タバコで止血するシーンを見て、トニー&サミーの『同居蜜友(ファイティングラブ)』でもそんなシーンがあったなあ~と思い出した。香港では相変わらず止血=タバコなのかな。 今回、エディポンの父親役があのガオジェ(ジャック・カオ)だとすぐには気づかず、エンドロールを見て「え”~」とびっくり。ガオジェといえば、『悲情城市』、『星月童話』等々、いろいろな出演作を見たが、鋭い眼光がトレードマークで、ただならぬ雰囲気をいつも醸し出していたではないか。…そういえばちょっと前にも、お父さん役のガオジェを見たっけ。俳優の、年齢に応じた役柄の変化は興味深い。 トレーナー役のリュウ・ケンホン(ウィル・リュー)、『頭文字D The Movie』からはや10年。相変わらずつるんとした玉子顔が懐かしい。 ボクシングジムの同僚は、昔はとんでもなく悪い奴を演じることが多かった。最近では『レクイエム最後の銃弾』にも出演していたが、守らねばならない家族や、何等かの弱みを抱えた、人間味のある役柄にシフトしているようだ。 それはさておき。 映画の前半で、エディポン演じるスーチーが、破産して失意で飲んだくれる父親を介抱するシーンが描かれる。 また、幼いシウタンは、夫に捨てられ子供まで失った母親を辛抱強く面倒見る。 家族なら当たり前の事だと、昭和世代の私たちには理解できるが、今の若い世代には分かるかなあ。 香港や台湾、韓国にはまだ、そうした家族の絆、家族なればこその縛りが残っている。それは、捨ててきてはいけないものだったんじゃないだろうか。 家族は血縁でつながる関係のことではなく、縁あって共に暮らす者同士のつながりを指すのだと思う。弱っている家族を支えずして、いったい誰に対して優しくし、何に対して責任をとればいいのだろう。 派手な戦いのシーンだけでなく、人間をきっちり描いてみせる。「香港映画、やるじゃないか」と思わせてくれる秀作だ。 『激戦 ハート・オブ・ファイト』UNBEATABLE 2013年中国=香港 監督:ダンテ・ラム 出演:ニック・チョン、エディ・ポン、メイ・ティン、クリスタル・リー、アンディ・オン、ジャック・カオほか 日本語字幕翻訳:鈴木真理子
by hikoso
| 2015-01-28 09:20
| 香港・台湾・中国映画
|
Comments(2)
Commented
by
ぐれいす
at 2015-02-02 22:26
x
そうなんですよー (泣)
闘う男もいい、なにかを成し遂げる男のロマンもいい、 でも、この映画のキモ(すくなくとも私がしびれるとこ)は 家族の愛や、疑似家族の愛や、師弟の愛など 香港映画が得意とする“恋愛じゃない愛”のうつくしい描きかたです 格闘やアクションの苦手な方にもぜひみてほしい名作です ・・・なのに、3人ってー(滝涙)
0
Commented
by
hikoso at 2015-02-07 16:37
グレちゃん、コメントありがとう~~この時点でもう涙。
だって、グレちゃんのサイトがなかなか更新されないんだもん(すねている。>自分だってそうなのに。) 台湾弾丸ツアーの報に、相変わらずお忙しいのね、と思いつつ、待ってる客がおりますのでよろしく。 ニック・チョンには一昔前のラウチンのようなポジションを感じたりもして・・・出演作公開のたびにいろんな顔を見せてくれますが、どこか憎めない。 シネマート六本木閉館を受けて、香港映画の日本上演にまた不安要素が増えてしまいました。上演作にいつもちゃんとしたパンフレットを作ってくださるフリーマンオフィスさんの、香港映画愛に、観客としてとにかく応えたいと思う今日この頃です。 藍*ai
|
ファン申請 |
||