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2014年 05月 20日
「北」がらみの韓国映画は多い。昨年ハマった『ベルリンファイル』、カンちゃんの『義兄弟』、『プンサンケ』、『ハナ』等々、ここ数年だけでもいくつも見た。日本でも『かぞくのくに』という作品はインパクト大だった。 この作品はドイツ監督が撮ったドキュメンタリー。北の強制収容所で生まれ、脱北を果たした一青年シン・ドンヒョクに、自らの経験を語らせるスタイル。1週間限定上映。
彼の証言のなかで最も衝撃的なのは、彼が逃亡の恐れのある兄と母を当局に密告したということ。肉親を売るなんて・・・と最初は思ったがー 強制収容所の中で生まれ育った彼にとって、互いを監視し合い、少しでもおかしなことがあれば教えられたとおりに報告するのは自然なことだったのだと思う。 家族だから、肉親だから、かばい合い、思いあうのは当然?それは幼い頃、大人から教えられてこそ身につくことなのではないか。自分以外の存在を愛する感情は、自然に発生するわけではない。しつけや教育、日々の暮らしの中で根付いてこそ発露するのだろう。それは決して北の特殊な問題ではなく、今の日本にも当てはまることだ。大人がしっかりしなくては社会は立ち行かなくなる 過酷な体験を語り続けねばならないインタビュー。「今日はもう話したくない」と疲労を見せるシン君を映し続けるカメラの非情さ。語らない彼と、今語ってもらわねばという撮影者の、ギリギリのせめぎ合いに息苦しくなる。 震災を忘れないためにと、東北で被災した人たちから話を聞く番組をよく目にするが、当事者にとってはどれだけ辛いことかと改めて感じた。 最後にシン君が言ったこと、韓国は豊かだけれど毎年自殺者が後を絶たない。北では苦しい生活をしていても自殺する者はいなかったー 金に支配され、人が失くしてしまったものが、シン君にははっきり見えるのかもしれない。 『北朝鮮強制収容所に生まれて』CAMP14 TOTAL CONTROL ZONE 2012年ドイツ 監督:マルク・ヴィーゼ
by hikoso
| 2014-05-20 17:27
| 映画
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