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2005年 04月 14日
香港俳優トニー・レオンのファンになって1年半になる。
映画『インファナル・アフェア』を見て、雷に撃たれたような形でファン道を歩み始めたが、当初はトニー・レオンの、というよりも『インファナル・アフェア』という映画のファンであり、彼の演じたヤンという役柄に惚れ込んだ、と思っていた。徐々にトニーについて知りたいと思うようになってきたけれど、それでもなるべくお金を使わないように、作品はレンタルで、写真集は図書館で借りて見ようと自制していた。 その“たが”が外れたのはいつだったのだろうか。 CDショップでサントラを買ったあの時?それともyesasiaに初めて注文したあの日?はたまたyahoo!オークションに手を出したあの瞬間? 毎日ファンサイトをチェックする。だんだん知識が増えてくる。 2ヶ月ほどして恐る恐る、BBSに初めて書き込み。今では関連サイトを巡り歩く毎日だ。 そうこうしているうちに、自分はファンとして何を求めているのだろう、と考えるようになった。 3ヶ月目の頃のことである。BBSで「トニーが旧正月の休みを利用して苗場でスキーをして帰った」というニュースを見た。 胸がドキドキして、悔しい、とか残念とか、その類いの感情が湧いた。何故なら苗場は、何年か前にはチョクチョク行っていた馴染みある場所だったからだ。もう少しで手が届くような場所に憧れの人が来たとは・・・ で、もし自分がトニーに会えたらどうするんだろう、と考えてみた。 サインをもらう・・・一緒に写真を撮ってもらう・・・握手する・・・滑っている間中トニーの近くをうろちょろする・・・・・・・・・そんなことぐらいしかできないのだ。トニーとは言葉が通じないから会話が出来ないのだもの。でもトニーの周りをうろうろする自分を想像すると何とも情けない。第一、トニーにとっては目障りだろうし、せっかくOFFを楽しんでいる貴重な時間に水を差してしまう。 そしてサインや握手や写真は自分にとってどんな意味を持つものなのだろう? 宝物・・・?確かにそうかもしれないけれど・・・それは他人に自慢するためのアイテムなのではないのだろうか?そんなことより声をかけずにさりげなく見ていたほうがいいに決まっている。つまり知ってて知らない振りするのが大人のファン。 その後、空港でトニーを出迎える機会も得たが、デジカメで彼を追いながら思った。カメラに収めたいのはなぜ?カメラを構えて到着したトニーを追いかける・・・それは思いのほか難しい。シャッターチャンスなどほとんど巡ってこない。写真に執着するより、その場で自分の目に焼き付けた方がよほど逢えたという実感は得られるに違いない。 写真を残して後で何度も見直しながら、逢った瞬間の感激を蘇らせようって寸法か?(つづく)
by hikoso
| 2005-04-14 01:08
| 香港・台湾・中国関連
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