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2013年 02月 24日
いま自分に、そして世の中にいちばん足りないものは何だろう?
それは強さじゃないかな。強いってことばにあまり良いイメージを持たなくなったのはいつからだったろう?性格が強い=きつい、気が強いetc. 「私は強い」なんてところを見せてしまったら、他人から気遣ってもらえない。だから弱い自分をアピールした方が得?強い人には孤高のイメージがあり、自分と少し離れた感覚になっていたりも。 NHK朝ドラ「純と愛」を見ていると、いつも強さについて考えさせられる。 2月23日放送では核心を突かれたような気がして、いつもとは質の違う涙がこみ上げてきた。 みんなを笑顔にしたい、とまるで童話の主人公のような希望を掲げる純は、そのパワフルさを時には家族からさえ疎まれ、それでもなおめげずにまっすぐに進む。そんな彼女を見ながら、実は「何となく疲れるなぁ~」(今どきの表現で言うならうざいなあ)と感じていた。もともとおせっかいが嫌いな性質なので、苦境にある人から絶対目を逸らさないでアプローチしていく純が苦手だとも思った。 沖縄にあったおじいのホテルを理想に、いつか自分も夢のホテルを作ろうとまっすぐ進んできた純だが、彼女の関わるホテルは買収されたり売られてしまったり。3件目の里やも、やっと夢を実現させられると思い始めた矢先、客の寝タバコが原因で燃えてなくなってしまった。 彼女はいわゆる疫病神?そんな言葉が頭をよぎったら、やはり同様の心情がセリフに出てきた。さすがの純でもこうまで不運が続いては、自分自身を疑いたくなるのも無理ない。 ホテルのことだけじゃない。長い間わだかまりを抱え、ようやく関係がほどけてきたかに見えた父は突然の死に見舞われ、母はアルツハイマーで自分を失い始めている。どんなことがあっても前へ前へと突き進もうとする彼女の行動パターンに慣れている周囲は、彼女を勝手に強い人間と決めつけている。今度もきっと大丈夫、と。 弱気になった純を夫の愛くんが叱る。純のおかげで自分をはじめ何人もの人が幸せになっているのだと。 人生は説明できることばかりじゃない。まじめに頑張っている者が損をして、ズルをして楽をしてる人間がのうのうと生きている。だからいじめや戦争がなくならない・・・おっしゃる通り。 頑張れば必ず報われるという保証があるなら、誰でもその気になって努力をするのかもしれない。でもまじめに努力を続けても、要領のよさや才能を持つ人に先を越されてしまうのは世の常だ。 また、人を裏切らず決まり事をきちんと守って暮らしていても、理不尽な暴力を被って壊されてしまうことも。 そんな矛盾との戦いに勝つためには、自分が損をしてやりきれなくなっても投げない、腐らないという強い意志が欲しい。 私たちは不幸せの海に浮かぶ小舟・・・そんな気がする今日この頃。ちょっと油断しているとすぐそんな海に引きずり込まれてしまう。頼みの綱は自分だけだ。誰も助けてはくれない、どこにも逃げられないのだという覚悟をもった、本当に自立した人間でありたいと切に思う。 強くなりたい! 今を時めく脚本家が書いているからだろうか。このドラマを見ながら毎回、作者が伝えたいことは何かを考える。このあと約1か月、いったいどのように決着するのか目が離せない。
by hikoso
| 2013-02-24 23:14
| TV番組・ドラマ・DVD
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