ブログパーツ
最新の記事
最新のコメント
検索
カテゴリ
全体 香港・台湾・中国映画 香港・台湾・中国関連 韓国映画 韓国関連 映画 映画関連 無間道 頭文字D 香港 音楽・美術・舞台 TV番組・ドラマ・DVD 歴史 サントラ 本 ことば・文字 日々のくらし 懐かしワールド 剣道 観賞映画INDEX(中国・香港) 鑑賞映画INDEX(韓国) はんこ MEMO 眼科・病医院 未分類 以前の記事
2024年 03月 2024年 02月 2023年 12月 2023年 08月 2023年 05月 2023年 04月 2023年 01月 2022年 12月 2022年 11月 2022年 09月 more... タグ
網膜剥離(13)
術後眼内炎(9) 海堂尊(4) 白内障(3) シリコーンオイル抜去手術(2) ドクターヘリ(2) レーザー治療(1) HIBIKI 響(1) 後部硝子体剥離(1) 財津和夫(1) 樹木希林(1) 通信大学(1) 飛蚊症(1) 病院待ち時間(1) 後発白内障(1) TULIP(1) psycho-pass(1) sano ibuki(1) ウルトラセブン(1) スクーリング(1) 記事ランキング
ブログジャンル
|
2012年 06月 13日
2011年3月11日以降、原発事故について連日様々な有識者や専門家のコメントが流れた。そんな中でひとつだけ書き留めた名前がある。京都大学・小出裕章・・・たしかご本人がテレビ出演されたのではなく、電話にてのコメントだったと思う。具体的な内容は書き留めなかったが、他の方々とは違う何かが感じられた。
これは、その小出さんの著書。そもそも原子力の可能性に惹かれてこの分野に進んだ小出氏は、研究を進めるにつれて原子力の恐ろしさを知ることになる。そして反・原発を訴えるように。 科学の分野の難しい話が、小出氏によって非常に分りやすく説明されているので、私のような理数苦手人間でもイヤにならずに読み終えることができた。 読みやすいいちばんの理由は、声高に怒りを表すような調子ではないことだ。”一般人”は反対運動をする者の激情に引いてしまいがち。だから冷静に平明に、しかし血の通った温かみを伝えられなくてはダメなのだ。 この本を読んで、いかに自分が原子力について無知かを思い知らされた。原発が日本全国にいくつあるのかから始まって、再処理施設とはどのようなものか、東電が国とどのような約束の下に原発を動かしているのか、火力発電や水力発電と原発の比較等々。 何も知らないで 「・・・とは言っても、原発を稼動させないわけにはいかないでしょう」 などと簡単に口にしてはいけないことにも気づかされる。 2012年6月11日現在、関西電力大飯原発の再稼動について、福井県側の同意に大きく近づいたとの報道がされている。安全性の保障などできるはずがないことは、福島の事故で実証されているのに― 原発近隣住民、というより日本国民の安全を図らずして、どのような計算のもとに原発再稼動を決めるのか理解に苦しむ。 広島、長崎、福島・・・同じ悲劇がまた起こる前に、勇気を持ってやめることがこの国にはできるのだろうか。 『原発のウソ』小出裕章著 扶桑社新書刊 2011年6月1日初版第一刷発行
by hikoso
| 2012-06-13 00:17
| 本
|
Comments(0)
|
ファン申請 |
||