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2010年 04月 12日
今年の高崎映画祭も無事終了した。今回は五回鑑賞券を買い、
・天使の眼、野獣の街 ・KIKOE ・バカは2回海を渡る ・MILK の4作品を見た。16日間にわたる開催期間内で、見たい作品を見たい時に見るのは思いのほか難しかったりする。 最終日の『MILK』を見るのは2回目。実は同じ日の午前中、ドキュメンタリー『ハーヴェイ・ミルク』の上映もあったのだけれど、残念ながら行けなかった。 最初に見たとき、ハーヴェイをパートナーとして支えたスコットの存在が印象的だったが、今回も同様。理解しあえるパートナーと出会えるかどうかで、人の幸不幸は大きく左右されると思う。 さて、少し前に見た映画『フィリップ、きみを愛してる!』も性別を超えた愛情の形を嫌味なくみせてくれる作品だった。主演は『MASK』のジム・キャリーとユアン・マクレガー。 ストーリー:スティーブン(ジム・キャリー)は事故に遭ったことをきっかけに自分がゲイだとカミングアウトし、第二の人生を歩み始める。妻子も職も失った挙句詐欺を働いた彼は、捕まった刑務所で最愛の相手・フィリップ(ユアン・マクレガー)とめぐり合うのだが… 相変わらず、いちど見たら忘れられないクドい顔(!!)のジム・キャリー。今回の役柄はIQの高さゆえに簡単に人を騙せる詐欺師だ。彼の強烈な個性に比べると、相手役のユアン・マクレガーはとてもあっさり系で誠実な好男子に見える。 見事なお手並みで人を騙すスティーブン。次から次へと手を思いついては脱獄を果たす彼だが、結局のところ捕まって刑はどんどん重くなるばかり。どこか憎めない彼の行動にハラハラしながらもテンポの良いストーリー展開。スティーブン役はジム・キャリーにぴったりだ。 一生のパートナーに対し、自分の愛情をどのように伝え続けるか。 パートナーを幸せにするにはどうしたらよいのか。軽快な笑いに巻き込まれながらもそんなことをまじめに考えさせられる作品だ。 『フィリップ、きみを愛してる!』I Love You Phillip Morris 2009年フランス 監督:ジョン・レクア 出演:ジム・キャリー、ユアン・マクレガーほか 日本語字幕翻訳:太田直子
by hikoso
| 2010-04-12 00:22
| 映画
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Comments(1)
Commented
at 2010-04-12 08:38
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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