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2008年 08月 02日
同級生のSyuちゃんは人好きのする柔らかい雰囲気を持った男の子だったが、時おり変な目に遭っていた。ある日Syuちゃんが公園でベンチに座っていると、見知らぬ女の子がつかつかと近寄ってきて彼にいきなり平手打ちを食らわせた。そして「うそつき!」と泣きながら叫んで走り去っていったという。一生懸命思い出そうとしてもその子に見覚えはなく、あっけにとられてしばし呆然。彼女の人違い?それとももうひとりの自分がどこかで悪さをしている?そんな体験をするたびに自分に自信が持てなくなるのだといっていた。もう20年以上会っていないが今でもそうなんだろうか?
外見や雰囲気のせいなのかどうかは分らないが、他人から理不尽な扱いを受けたり、人に付け入られやすいタイプってあるような気がする。 ストーリー:短大卒業後レストランでバイトしている鈴子(蒼井優)は、バイト仲間のリコ(平岩紙)からルームシェアを持ちかけられる。手ごろなアパートが見つかり引っ越してみると、リコは現れずその彼氏・タケシ(弓削智久)と二人で暮らす羽目になっていた。タケシとのトラブルで警察に逮捕された鈴子は人とのかかわりにうんざりし、旅先で働いて100万円貯まったらまた別のところへ移るという放浪生活を始める。 鈴子は海の家で「かき氷の天才」ぶりを発揮し、山あいのもも農家では「ももをもぎるために生まれてきたような娘だ」と絶賛される。それはいいが、慣れてくるにつれ、どこにいってもびみょーな人間関係に取り込まれそうになり、逃げるようにしてその場所を去ることになるのだ。 自分が楽に生きていくためには、他人との距離をうまく保つことがいちばん重要だ。近づきすぎることで生まれる副産物的な感情がわずらわしい。何かを期待されすぎたり、嫉妬されたり・・・友達がたくさんいるかどうかを人間評価の基準だと考える人も多いかもしれないが、では友達ってどういう関係のこと?なんてことまで考え出すときりがなく深みにはまっていく。 この作品はいま危機に瀕している“人間関係”がテーマ。状況の設定やらストーリー展開、セリフやらキャスティングやら、どれも本当に良くできている。鈴子と小学生の弟とのつながりを横糸に持ってきたところがこれまたうまい! 自分探し?むしろ探したくない。どうやったって自分の行動で自分は生きていかなくちゃいけないですから。探さなくたって自分はここにいますから。 こんなセリフに見えるちょっとひねた視点がたまらない。みんなと同じ方向に進んでいたんじゃ、物事の本質は見えてこないんだろうな。 『百万円と苦虫女』2008年日本 監督・脚本:タナダユキ 出演:蒼井優、森山未來、ピエール瀧、竹財輝之助、齋藤隆成、笹野高史、佐々木すみ江ほか #
by hikoso
| 2008-08-02 03:01
| 映画
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2008年 07月 31日
6月、7月の2ヶ月は見たい映画が目白押しだった。見たけれど感想を書かなかったものをいくつかMEMO。
★『春よこい』2008年日本 監督:三枝健起 出演:工藤夕貴、西島秀俊、時任三郎、宇崎竜童、吹石一恵、小清水一揮ほか ストーリー:佐賀県唐津で漁業を営む尾崎修治(時任)は妻子(工藤、小清水)と年老いた父(犬塚弘)の4人でつつましく暮らしていたが、借金のかたに漁船を奪われそうになり、もみ合いの末高利貸しの野田を殺してしまう。修治がそのまま行方をくらまして4年―新聞社・佐賀日報の岡本(西島)が家族とかかわりをもつようになる。 →西島さん目当てに行った。率直に言って題材も描き方も古過ぎないか。 ★『築地魚河岸三代目』2008年日本 監督:松原信吾 出演:大沢たかお、田中麗奈、伊原剛志、森口瑤子、柄本明、伊東四朗ほか ストーリー:商社に勤めるサラリーマン・赤木(大沢)は30半ば。そろそろ恋人の明日香(田中)とも所帯を持とうと考えている。会社でリストラの陣頭指揮をとるよう言い渡され、厳しい立場を背負わされた赤木は、明け方の町で驚きの光景を目にする。装飾デザイナーの明日香がGパンにTシャツ、ゴム長靴という姿で走っていたのだ。 →寅さんシリーズや釣バカシリーズを髣髴とさせる。アットホームな雰囲気で進む人情コメディで・・・ま、テレビでもいいかなと思わないでもなく・・・ ★『ザ・マジックアワー』2008年日本 監督:三谷幸喜 出演:佐藤浩市、妻夫木聡、深津絵里、西田敏行、綾瀬はるか、伊吹吾郎、寺島進ほか ストーリー:ボス(西田)の愛人・マリ(深津)と深い関係であることがばれてしまった手下の備後(妻夫木)は、ボスから「伝説の殺し屋デラ冨樫」を連れてくれば命は助けてやると言われる。デラが見つからないまま約束の期限を迎えた備後は、売れない役者・村田(佐藤)をデラに仕立て上げて一芝居打つことに。 →三谷幸喜作品のオーバーアクションな演技、演劇的なストーリー進行は必ずしも好きとはいえなかったのだが、この作品は多少大袈裟な部分もゆるせる。おもしろかったし、舞台や映画に対する暖かい愛情に満ちていて、それが心地よく伝わってきた。 #
by hikoso
| 2008-07-31 23:30
| 映画
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2008年 07月 30日
中華な目的で上京するのは久々!東京厚生年金会館にて行われたジェイ・ナイトを堪能してきました。
18時15分開演ということでゆっくり上京し、まず新宿のシネマスクエアとうきゅうにて『インビジブル・ターゲット/男児本色』の特典付前売を購入(特典のフィルム形しおりに写っているのはニコちゃんでした)。そのあと仲間の皆さんと合流して会場へ赴きました。 会場では『カンフー・ダンク!』の写真集、2007年のライブDVDとCD、『カンフー・ダンク!』のOST(オリジナルサウンドトラック)2種、クリアファイル、前売り券、ミニポスターetc.が販売されていました。ジェイの等身大ポスターは予約、だったのかな。バスケットボール型携帯クリーナー付ストラップに釣られてDVD付きOSTを買いました。それからクリアファイルを。 司会のいとうさとりさんが登場し、まずはMV4作が流されました。『頭文字D The Movie』『王妃の紋章』『言えない秘密』『カンフー・ダンク!』の順にテーマ曲を。4作品ともキャラにダブるところがなく、出演作をうまく選んでいるなあとあらためて思いましたね。「菊花台」の曲の美しさに癒されながら、『王妃の紋章』をもう一度見直してみたい気持ちにもなりました。短いシーンだけ見てもコン・リーがやはり素晴らしい・・・ 舞台挨拶に登場したジェイはコバルトブルーのジャケットに白いパンツ、エナメルっぽい黒の靴。右手人差し指にはでかーーい石がきらんきらんに光っていました。ダイヤ、ですか?? インタビューでは、 ★子供の頃からバスケットはやっていた。一人っ子の自分がひとりでもできるのはサッカーでも卓球でもなくバスケットだったとか ★監督がバスケを知らなかったのでチェン・ボーリンと一緒にかっこよく見える方法を考えた ★ワイヤーシーンが多いのにワイヤーで吊られていないように見せろと要求され、大変だったなど『カンフー・ダンク!』についてのウラ話 ★自分の身分を次々と変えられるのが役者の醍醐味だとか ★映画監督は自分に対する挑戦。25歳で映画を撮ることが目標だったとか ★日本を舞台に映画を撮るとしたら・・・不可能だと思うけど・・・(やるとしたら)ドラえもんかな。(のび太が)自立してゆき、最後にドラえもんを助けるようなストーリーに・・・僕は出ないけど。 なんて感じの話がでました。『カンフー・ダンク!』の続編ができるとか?という問いかけには、それはないと答えていました。 カンフー・ダンクは、母方のおばあちゃんが見ても「わかった」と言ってらしたたそう。終了間際の数分間はCGをふんだんに使ってお金もかかっているので是非楽しんでください、とのことでした。 映画は地元でもう一度じっくり見てから感想を書くとして、画面の中のジェイはホントに魅力的。決して派手なつくりのハンサムボーイではないけれど、この青年がスクリーンの中で見せてくれる魅力は底知れません。メガすげぇジェイを見にぜひ劇場へ!! #
by hikoso
| 2008-07-30 13:34
| 香港・台湾・中国関連
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2008年 07月 29日
小学四年の頃、朝礼で校長先生が小泉信三という人の話をしてくれた。この校長先生の話はいつも深くておもしろかった。退屈な朝礼の時間がこの先生の在任中だけは楽しみだったのを覚えている。
先生は心臓のあたりを押えながら「小泉信三という人はとても立派な人だった。字は違うがしんぞうという名前を覚えておいて」と言われた。 その後、小泉信三氏が慶應義塾の塾長を務めた人物であることを知り、その著書「平生の心がけ」を読んで校長先生の話をやっと理解できた気がした。その小泉氏が本作に登場する。 ストーリー:太平洋戦争さなかの昭和18年。戦況は厳しく、ついに大学生にも出陣の命令が下った。六大学野球は、野球が敵国のスポーツだということで廃止されたが、早稲田大学野球部監督の飛田(柄本明)はいつ戦場に借り出されるかわからない学生達に練習を続けさせていた。そんな飛田の元へ慶應大学塾長小泉信三(石坂浩二)から早慶戦の申し込みが入る。飛田は早慶戦実現のために奮闘するが・・・ 試写会に当選したのでひと足早く鑑賞。上映前、神山征二郎監督の舞台挨拶もあった。この作品は昭和18年10月16日に早稲田大学戸塚球場で行われた「出陣学徒送行早慶野球戦」をモチーフに描かれている。キャスティングに際しては本当に野球のできる人達を集めたそうで本物志向がうかがわれる。当時大人気だった早慶戦ゆえに観戦者のエキストラ集めも大変だったようだ。5000人を集めておきながら2度も雨に降られたそう。 慶應塾長の小泉氏は愛息を戦争で失っている。早慶戦を学徒出陣を前にした学生達へのはなむけにしたいという思いは心からのものだっただろう。そしてそれに同調した飛田監督の、自分を度外視した一途な思いあればこそ実現にこぎつけたのだ。早慶戦開催に至るまでの、両校の考え方の違いは興味深い。 ただ、時代と出来事がすでにドラマ性をもっているので、映画化したとき事実だけで泣かせるつくりかたでは物足りない気がしてしまう。事実のウラにある思いの描き方が定型どおりで― 生意気なようだが、「あの悲惨な戦争の陰にこんな感動秘話があった」という謳い文句で終始してしまう感も。 戦争を二度と起こしてはならない 書物や映像、そして体験談で戦争がなぜいけないのかを後世に伝え残すことは不可欠だ。けれど数々の物語が通り一遍に過ぎていってしまうわないような一工夫も欲しい。単に受け取る側の想像力に負うのでなく。 *早大の戸田野手を演じた渡辺大は、一目瞭然渡辺謙さんの息子。雰囲気までそっくりでびっくり!戸田の友人・黒川役の柄本佑は飛田監督役・柄本明氏の息子。ふたりとも父の名前に負けることなくのびのびと育って欲しいものだ。(本日はいつもに増す“ナニサマ”発言。どうぞお許しを) 『ラストゲーム 最後の早慶戦』2008年日本 監督:神山征二郎 出演:渡辺大、柄本佑、柄本明、石坂浩二、藤田まこと、富司純子、原田佳奈、和田光司、宮川一朗太、山本圭ほか #
by hikoso
| 2008-07-29 11:20
| 映画
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2008年 07月 28日
あまり表紙がかわいらしいので衝動買いしてしまった。とっても久しぶりの江國香織。
物語は新聞記者をしている主人公が取材で遠くの町に行ったことから始まる。無事に一仕事終え、恋人にはがきを出そうと郵便局を探していた彼女は、いつの間にかさっきまでとは別の場所に入り込んでしまったことに気づく。そこは不思議な世界。9歳の少女と、ちょっとヒステリックだけれど車の運転もできてしまうお皿がきびきびと暮らしている。主人公はそこにお客様として滞在することになるのだ。 タイムスリップと呼ぶほどのものではない、ちょっとした拍子に時空の隙間に入り込んでしまうような主人公の奇妙な体験。女の子は“おんなのこ”であり、お皿は“お皿”と呼ばれているその世界は、甘ったるいファンタジックなものではなく、淡々として現実的。それでいながら到底普通の世界ではないのだ。 女の子自身が甘えることなく、きちんと自立しているところなど、凛としてきもちがいい。小さいのにパンパンと叩いてシワを伸ばしながらシーツを干すところなどなんとも頼もしくて愛おしい。いつかどこかで出会ったような印象・・・たとえば「赤毛のアン」のマリラや「アルプスの少女ハイジ」のロッテンマイヤーさんに似ているのかな?私は彼女達が好き。悪いことを悪いと毅然として言える姿がとても好きだ。 人の外見は刻々と年をとってゆくけれど、心は同じようには変わっていかない。いつもそのギャップを感じて大人になりきれない自分に「いいのだろうか?」と疑問を抱いたりもする。 置き去りにされている自分の心が、この少女のようにどこかで変わらない姿で暮らしているなら、折りあるごとに会いにいってみたいものだ。 「すきまのおともだちたち」江國香織著 こみねゆら絵 集英社文庫刊 2008年5月25日第1刷 #
by hikoso
| 2008-07-28 23:46
| 本
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