ブログパーツ
最新の記事
最新のコメント
検索
カテゴリ
全体 香港・台湾・中国映画 香港・台湾・中国関連 韓国映画 韓国関連 映画 映画関連 無間道 頭文字D 香港 音楽・美術・舞台 TV番組・ドラマ・DVD 歴史 サントラ 本 ことば・文字 日々のくらし 懐かしワールド 剣道 観賞映画INDEX(中国・香港) 鑑賞映画INDEX(韓国) はんこ MEMO 眼科・病医院 未分類 以前の記事
2024年 03月 2024年 02月 2023年 12月 2023年 08月 2023年 05月 2023年 04月 2023年 01月 2022年 12月 2022年 11月 2022年 09月 more... タグ
網膜剥離(13)
術後眼内炎(9) 海堂尊(4) 白内障(3) シリコーンオイル抜去手術(2) ドクターヘリ(2) レーザー治療(1) HIBIKI 響(1) 後部硝子体剥離(1) 財津和夫(1) 樹木希林(1) 通信大学(1) 飛蚊症(1) 病院待ち時間(1) 後発白内障(1) TULIP(1) psycho-pass(1) sano ibuki(1) ウルトラセブン(1) スクーリング(1) 記事ランキング
ブログジャンル
|
2005年 06月 09日
群馬県出身の小栗康平監督による「群馬県人口200万人到達」に寄せたモニュメント的作品、それが『眠る男』(1996)だ。小栗監督は『泥の河』(1981)『伽倻子のために』(1984)『死の棘』(1990)など、寡作だが印象深い作品を生み出している。
制作から公開まで、群馬県内ではかなり話題になった。撮影も山間の町である中之条町・伊参スタジオ(山崎まさよし主演『月とキャベツ』の撮影地としても使われた)をはじめ、県内各地で行われた。 ストーリー:山間の町。一人の男が眠り続けている。彼はこの町で生まれ育った拓次。山好きで鳴らした彼が、山から落ちて昏睡状態を続けているのだ。そこは病院の一室ではなく、彼の家。かいがいしく面倒を見るのは母親である。眠り続ける拓次をストーリーの真ん中にすえて、ごく当たり前に通り過ぎる毎日の暮らしやら人の心の様が描かれてゆく 全編に渡って静かに物語りは進む。この町の(というより群馬という場所の)山や畑、町並みを描きながら。町の人たちの些細なセリフに耳がそばだつ。 人はよく「失われてしまった古きよきもの」をいとおしむが、そうした想いをこの作品で画面に残してもらったような気がする。 「物事が変化し移り変わっていくことはなぜ哀しみにかさなるのだろうか」 映画の中に無駄なシーン、どうでもいいセリフはひとつとしてないのだと改めて感じさせられる。そしてこうした、極力音の少ない映画も画面の世界に没頭するにはいいのかもしれないと思った。頭を使って理解するのではなく、ただ画面を見て感じる―そんな見方をしていい映画だと思う。 『眠る男』 1996年日本 監督:小栗康平 出演:安聖基 クリスティ・ハキム 役所広司 田村高廣ほか
by hikoso
| 2005-06-09 11:42
| 映画
|
Comments(2)
|
ファン申請 |
||