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2008年 07月 03日
試写会で9月公開予定の『パコと魔法の絵本』を見た。タイトルやチラシなどからファンタジー*子供向けと思ったのでノーマークだったが、キャスト陣を見るとただ事ではない。子供向けにしては豪華すぎる。役所広司をはじめ、妻夫木聡、加瀬亮、上川隆也、國村隼、ですよ~
仕事の遅番終了後、23時スタートというのが不安だったが、一睡もせず見終えることができた。寝てなどいられない、圧倒的な力技を見せつけられた感じ。 ストーリー:すこしだけ昔のはなし。古びた洋館風の病院におかしな人たちが集っていた。ピーターパンを気取った医師(上川隆也)、ハードな看護婦(土屋アンナ)、中年のオカマ(國村隼)、消防車に轢かれた消防士(劇団ひとり)、演技に行き詰った元・子役(妻夫木聡)、撃たれて入院中の強面の男(山内圭哉)・・・そして極めつけはいつもいかめしい顔で怒鳴り散らしているオオヌキという老人(役所広司)。 そんな中で唯一愛らしいのは7歳の少女・パコ(アヤカ・ウィルソン)。ところが中庭のベンチに座って絵本を読もうとするパコを、気難しいオオヌキが邪魔だと突き飛ばしてしまう。 最初から目くるめく色彩とごちゃごちゃしたモノの洪水。そしてガイド役ともいえる阿部サダヲのハイテンションなパワーに圧倒され、 ワタシハ コノセカイニ ツイテユケルダロウカ と不安になる。そこに登場するのは恐ろしい顔つきをした老人。 「お前が私を知ってるってだけで腹がたつ」 そんな口癖を持つこの老人はすべての人に対して攻撃的で、相手を口汚くののしるのも平気、遠くから姿を見ただけでも縮み上がってしまいそうな人物だ。なのになぜか懐かしい人に会ったような気がした。 頑固とか気難しいとか偏屈とか、そういう男の人って昔は近所にも親戚にも物語の中にもよく出てきたではないか。なのに最近とんとお目にかかっていなかったからかもしれない。 で、昔から気難しい老人にはかわいい少女をあてがうと相場が決まっているわけで、ご多聞にもれずそうした展開になるのだが、老人をはじめとしてどの登場人物の行動もセンチメンタリズムには流されない筋金入りの屈折ぶり。だからおもしろい。役者の演技力と相俟って圧倒的な作品になっている。気をつけてないと号泣モードに入ってしまうので要注意。 國村さんの女装、上川さんのスカート姿にもびっくりだが、妻夫木君の演技に行き詰った元・人気子役っていうキャラクターがインパクト大。土屋アンナの看護婦も凄みがありつつ人間的でいい。 少女パコの読むガマ王子とザリガニ魔人のお話のキャラクターと、こちらも物語の世界から出てきたような病院の人たちが織りなす世界は理屈など軽く超えてしまう。強烈な個性、妥協を許さない感情表現はとにかく「すごい」のひと言に尽きる。 もともとが舞台作品だったそうで、舞台テイストたっぷり。でも甘っちょろい子供向けのファンタジーとは違います。見てみてね!9月13日公開だそうです★ 『パコと魔法の絵本』2008年日本 監督:中島哲也 原作:後藤ひろひと「MIDSUMMER CAROL ガマ王子VSザリガニ魔人」 出演:役所広司、アヤカ・ウィルソン、妻夫木聡、土屋アンナ、阿部サダヲ、加瀬亮、小池栄子ほか
by hikoso
| 2008-07-03 14:47
| 映画
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