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2008年 05月 18日
2001年の作品。ようやく日本版DVDが発売された。7年も前の作品なのでうれしい反面複雑な心境でもある。中華ファンでない一般の人たちに「香港とか中国の映画って新作でもなんだか古っぽいなぁ」などとマイナスイメージをもたれそうで。
でも、彦ちゃんはこの頃も今も変わらずステキ。端正な顔立ちと見とれるほどの肢体・・・非のうちどころがないわ。 ストーリー:売れないシンガーソングライター、マイケル(ダニエル・ウー)はトラブルから香港を離れ、北京に来ていた。ライブハウスで見かけたバンドのルー(グン・ロー)たちと意気投合したマイケルは、かれらの地方巡業に同行することに。 中国本土のロックシーンについて知識がないので、2001年当時の実際がどうだったのか、そして現在はどうなのかがわかると、もう少し興味深く見られると思い、残念。 映画の中のライブシーンや流れる音楽が結構好き。泥臭さとか葛藤とか何かを信じているような一途さが感じられるのだ。 この作品のサントラは結構気に入っている。参考までにバンド(シンガー)が歌っている収録曲の曲名を。 *磁器(「子白」) *國際歌(「唐朝」) *光的深處(「子白」) *你也來了(「子白」) *晩安北京(「汪峰」) *回憶之前 忘記之後(「汪峰」) 全体の流れとしては、物語を決着させると言うより彼らの生きる時代を映しているという感じ。 マイケル、ルーという二人の青年を追いながら、父と子の関係、恋、自分達の将来への不安などを描く。特にルーと鉄道員である彼の父との関係や、ルーと愛犬とのエピソードがほんのりと温かくて好きだ。随所に見られる美しい風景にも心和む。そしてラストの方で出てくるジャンピングビーンの愛らしさ! 青春、ロック、反骨精神、若さゆえの挫折・・・ 月並みで気恥ずかしいけれど、そうした言葉がはまる世界かな。でも舞台が中国本土ということで、白々しさがなくそのまま受容できる。(昔から青春という言葉を使うのは苦手なのだけれど・・・) それにしてもダニエル・ウーはなんと清潔感溢れていることか。端正なのだけれど、つけ入る隙のない美しさではない(と思う)。そこが彼の最大の魅力だ! 『北京ロック』北京樂與路 Beijing Rocks 2001年香港 監督:メイベル・チャン 出演:ダニエル・ウー、スーチー、グン・ローほか
by hikoso
| 2008-05-18 23:40
| 香港・台湾・中国映画
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Comments(4)
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grace
at 2008-05-20 20:14
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さすが師匠! もうご覧になったのね~。
(紹介はいっぱいするけど全然、見るのにおいつかない私(^^;)) >一般の人たちに「香港とか中国の映画って >新作でもなんだか古っぽいなぁ」などとマイナスイメージをもたれそうで。 本当に心配、というか、残念ですよね。 青春映画なのだから、たとえ国が違っても、同時代に見る感動、というのが 映画にはあるはずなのです。もったいない・・・。 まあ、せっかく出たのですから、私も早くどこかで見ます!楽しみ♪ 話はそれますが、「國際歌」というのは、いわゆる「インターナショナル」なのですよね。 前にインターナショナルについて調べていたとき、たまたま唐朝の動画を見つけました。 ご興味がありましたらどーぞ。 http://www.youtube.com/watch?v=k8BjeBvzw9w (普通話の歌詞があるのは知ってたけど、ロック版があったのでびっくりしました)
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usako
at 2008-05-20 22:18
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良いですよね 私も字幕つきで見て一段とこの作品にほれました
流石メイベル・チャンです 彼女の作品は胸に響きますね 最近何だか忙しくて 私も新たに感想書いてるのですが 実は下書きの状態で放置です usako劇場(爆)が終ったら いい加減に載せます その折にはTBさせてください
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藍*ai
at 2008-05-21 01:29
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グレちゃん、國際歌の動画、ご紹介ありがとう。サントラに入っているのもこれですね。香港の作品では時おり耳に入ってくるこのメロディ、ちらっと歌詞をみると結構勇ましい内容も?でも明るいメロディラインは好きです。
この作品、もっと前に見ているはずだったのです。香港版を持っているのですが、途中で止まってしまう不良品で。 「ゴージャス」、「ジェイ・チョウを探して」とこの作品が今まで買ったなかで不良品だったものなの。めんどうだからつい、泣き寝入りしちゃうのよね。
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藍*ai
at 2008-05-21 01:34
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usakoさん、「usako劇場」私も伺いたいところなのですが・・・涙。次回はお邪魔させてくださいね。当日の様子をぜひご紹介くださいませ。(えっ?来た人だけの秘密?え~ん)
>下書きの状態で放置 完成させてアップするまで、結構時間がかかりますよね。私も書きかけのものが5~6作ありまして・・・ 読ませていただくのを楽しみにしております。
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