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2008年 04月 14日
11時の回に3分遅れてしまった。そういうことの多い私・・・いつもは予告編の途中で入ってしまうが、今回ばかりは『レッドクリフ』の予告を見られると聞いていたので、諦めて『ヒットマン』を見ることに。そしてWヘッダーで13:30からの回を鑑賞した。大きなシアター、平日にしては人も多い。チャン・イーモウの力だな・・・
ストーリー:中国後唐の時代―きらびやかな宮殿の中で王妃(コン・リー)と王(チョウ・ユンファ)の間は冷え切っていた。王妃は先妻の子である第一王子・祥(リウ・イェ)と関係を持って既に3年。幼さの残る第三王子・成(チン・ジュンジエ)もそんな家族の愛憎を察知していた。 そこに3年間の遠征を終えた第二王子・傑(ジェイ・チョウ)が帰ってくる。傑は母の衰弱した様子に心を痛めながら、宮廷内の不穏な空気を感じるのだった。 今までコン・リーをどう思う?と聞かれたら、「苦手!」と即答していた。いかにも気性の激しそうなその風貌(そうした役がはまり役だし)・・・怒の感情を表に出すのは好きじゃないから・・・ しかし今回、最初の登場シーンから彼女をきれいだと思った。苦痛にゆがむ顔も第一王子に向ける怪しく狂おしい表情も、そして第二王子に向ける母としての愛に満ちた微笑みも。それぞれの表情にとてもメリハリがあってさすがだ。 描かれている内容はたしかに宮廷内の愛憎劇で“ドロドロ”なのかもしれないが、いやらしい粘っこさがないというか―ドロドロしたものがどっと押し寄せ、いきおい流れ去っていったという感覚。きらびやかな色彩・・・テーマになる色同士のコントラストを効かせて、人をふんだんに使ってこれでもかというくらいに贅沢を見せつけられる。見る人に「すごい!」と言わせるための映画のような気もして。いわば人海戦術。 虹色に輝く宮廷内部にオリンピックを連想、なんてことはこじつけすぎだろうか。 ただ、はなはだ短絡的かもしれないが、人の数の多さと問答無用の絶対的な圧力を見せつけられた気がした。北京五輪直前のごたごたしたニュースに連日触れながらこの映画を見て、改めて中国という国の怖さを感じるのは私だけだろうか。 ラストで『菊花台』が流れてきた時は思わずうるっときてしまった。ハードなシーンの連続からようやく解放され、穏やかなメロディラインとジェイの歌声に気持ちが緩んで。 『王妃の紋章』満城盡帯黄金甲/CURSE OF GOLDEN FLOWER 2006年中国 監督:チャン・イーモウ 音楽:梅林茂 出演:コン・リー、チョウ・ユンファ、ジェイ・チョウ、リウ・イェ、リー・マン、チェン・ジンほか 字幕翻訳:樋口裕子
by hikoso
| 2008-04-14 22:33
| 香港・台湾・中国映画
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Comments(2)
こんにちは。ようやく見てきました。正直、失敗作ですね。まあ、トゥーランドットみたいなことを映画でもっぺんやってみたいって思ったのかな~?ほんと、美術やセットは一見の価値ありで、映画代のぶんは堪能しました。ドロドロだって面白く書けばひきつけられるのに、心に響いてきませんでしたね。まあ、スケールの大きい映像美を見せたかった、というのがメインなのでしょう。おっしゃるとおり人の数の多さと問答無用の絶対的な圧力を見せつける映像美で、そしてそれがイーモウ監督の限界という気がします。わび・さび、行間を読む、そういうのナシ。
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Commented
by
藍*ai
at 2008-04-26 15:49
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hoisamさん、こんにちは。
>美術やセットは一見の価値ありで、映画代のぶんは堪能 私もそう思います。それだけで終わってしまって、しかるべき余韻がまったく残らないということ自体、信じられないですね。なぜにそんなことになってしまったのでしょう? よい映画を撮りたいのに資金の調達が難しくて果たせない多くの監督さんたちに、この映画にかかったお金の一部でもまわして差し上げたい・・・なんて“何様”な発言をしたくなっちゃいますよね。 「次の作品で何とかしないと見切りをつけますよ!」でございますね。
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