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2008年 01月 30日
はっきりと言い表すことはできないでいるのだが、私の中にはずっと以前から理想の人物像がある。それは実在の誰ということでなく、あくまでも漠然としたイメージの人でしかない。
この映画が作られたことで初めて呉清源という人物を知り、その名前の美しさに惹かれた。主演のチャン・チェンの、碁盤の前に座る姿が実に印象的。実際の呉清源氏の外見がこれまたどこかでお見かけしただろうか?と思うほど親しみ深く・・・天才であり、高い精神性を持つ人物であり―これだけ揃うともしかしたらこの人は私の会いたかった人ではないだろうかとさえ思った。 映画は少年呉清源のシーンから始まる。田壮壮監督の作品は『春の惑い』しか見ていないがそれと似て、美しいが靄のかかったようなどんよりとした光景。少年は決して希望に満ちて日本へ来たわけではないことがわかり、最初から軽いショックを覚えた。 囲碁の天才と言われた彼の半生は、彷徨い、身の置き所なく、打ちひしがれ、のた打ち回り・・・そんな様子さえ伺われる。 特に紅卍会や璽宇教への帰依は、周りの者には決してわからない彼の孤独や悩みゆえに行き着いた場所だったのだと思う。 私の人生には真理と囲碁、この二つしかない 劇中何度も出てくるその言葉のとおり、彼は真剣に自分の納得できる真理を求め続けたのだろう。道を求めて驕ることなく・・・ 『天堂口』のコート姿といい、本作の着物姿と言い、チャン・チェンには黒がよく似合う。 風景と人の佇まいの美しさ。さすがワダエミさんが関わっているだけのことはあるな。 『呉清源 極みの棋譜』THE GO MASTER 2006年中国 監督:田壮壮 出演:チャン・チェン、シルビア・チャン、柄本明、伊藤歩、仁科貴、宇都宮雅代ほか 字幕監修:田壮壮
by hikoso
| 2008-01-30 18:45
| 香港・台湾・中国映画
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Comments(3)
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by
孔雀の森
at 2008-02-01 21:37
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こんばんは。
以前藍*aiさんが「呉さんと呼んでみたくなる」という内容の文を書いていらしたのを思い出し、その呼び名と現実の呉清源氏の風貌がリンクして浮かんできました。 求道者の孤独なたたずまいが伝わる作品でした。 『天堂口』のコート姿、よかったですね。着物の着こなしもいいな、と思いました。 チャン・チェンの今後の活躍を見守りたいです。
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Commented
at 2008-02-02 09:13
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented
by
藍*ai
at 2008-02-03 00:25
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孔雀の森さん、物語の内容が分りづらい部分もありませんでした?
激しい感情表現はないのに、呉清源の行動自体はとても激しいものなんですよね。そのギャップが面白いと思いました。 でもそれもこれも冒頭の穏やかなご夫婦のシーンに結びつくと思うと安心してみることができますね。 伊藤歩の奥さん役、結構気に入っています。
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