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2007年 01月 20日
上映が始まり、めぐみさんがいなくなった日の様子を母の早紀江さんが語り始める。1977年11月15日、いつもと変わらない夕方。めぐみさんの帰りが遅くて心配し始めるさきえさん。学校まで様子を見に行くと、体育館に電気がついていたのでホッとする。そのまま帰ろうと思ったが、せっかく来たのだからと体育館をのぞいたのだそうだ。めぐみさんの姿はもちろん、彼女の所属するバドミントン部の生徒の姿も見えなかった。胸騒ぎが再び湧き上がる。
太鼓の音が響き、フラッシュバックのように“その日”が何人もの人たちによって語られる。胸が詰まって涙が落ちる。 子供がいなくなることが親にとってどれほど恐ろしいことか。デパートや公園でふと目を離した隙に姿が見えなくなる―そんなわずかな瞬間でさえすっと背筋が寒くなり、心臓がドキドキするものだ。いくら探してもみつからない、毎日いなくなった子供の帰りを待ち続ける横田さん夫妻の気持ちを誰に理解できるだろう。 夫婦が訪れた講演会場で二人に、「もっと強くなりなさい」と檄をとばすご老人が映っていた。また「日本も60年前、(北に対して)同じことをしたでしょう」と涙ながらに語る女性も。 実はこの女性の言葉には一瞬急所を突かれたような思いがした。先日みた『パッチギ!』を思い出したからだ。かつて日本人が朝鮮や韓国からたくさんの人を連れてきて過酷な生活を強いたという事実と、北朝鮮の日本人拉致問題は無関係とは言えないかもしれない。だが、つながりがあるとしても二つを一つのこととして考えたのでは永久に問題が解決しなくなる・・・ 北朝鮮に拉致されたのかもしれないという疑いの浮上するまでに2年、それが間違いないと北の工作員によって証言されるまでに20年。小泉首相が初めて平壌を訪れたのが25年後のことになる。そしてめぐみさんが連れ去られて30年が経った。 ブツ切れに入ってくる情報を一つのものとして把握するためにも、問題とじっくり向き合うためにも、たくさんの人がこの作品を映画館で見てくれるといいと思う。 『めぐみ―引き裂かれた家族の30年』ABDUCTION The Megumi Yokota Story 2006年アメリカ 監督:クリス・シェリダン&パティ・キム 出演:横田滋、横田早紀江、増元照明ほか
by hikoso
| 2007-01-20 23:34
| 映画
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