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2007年 01月 07日
昨年見た『胡同のひまわり』と似た雰囲気を感じた。一つの家族を追いながら、中国の移り変わりをも垣間見られる骨太な作品。
ストーリー:自転車で水の配達をする青年、毛大兵(夏雨)。捨て子で一人ぼっちの彼の楽しみは4日分の給料をつぎ込んで映画を見ること。 いつものように映画を見に行く途中、自転車でレンガの山に突っ込んで転倒した彼は、そこにいた若い女の子からレンガで頭を殴られ気を失ってしまう。意識を取り戻したあと警察で再会した彼女は、大兵に自宅の鍵を託し「金魚に餌をやって」と頼む。わけもわからず彼女の部屋に足を踏み入れると、そこには一面に映画の写真が飾られ、映写機まで置いてあった。 主演の夏雨(シア・ユイ)という俳優は、ショーン・ユー、ヴァネス・ウー出演の『ドラゴン・スクワッド』で昨年お目にかかっていたが、今回の役柄はまったくイメージが違う。人懐っこい雰囲気をもつ田舎の青年という感じだ。 この作品は『ニューシネマ パラダイス』を引き合いに出されることが多いとのこと。映画という唯一の娯楽に集まる町の人たちの気持ちは洋の東西を問わず同じだったのだろう。そしてテレビの普及によって映画が衰退してゆく様も。 ストーリーが映画館に関係していて様々な映画が登場するという点では、香港映画『一碌蔗』も思い出した。ショーン・ユーがさとうきびを売る映画館の前で上映作品の看板が次々に変わっていく様子にワクワクしたものだ。 一つの家族の歴史を追うのに映画を絡めているので、映画好きにとってはたまらない趣向ではある。少し物足りなく感じるのは多分、主人公にとって映画は生活背景であり、選んだというよりはもともと備わっていた環境だからかも。(自分で選んで映画を好きになったのとは少し違うのだ。)とは言いながら、そうやって映画と共に成長した子供達が大人になっても映画を愛している。それは何よりうれしい。 私は自分の人生の唯一の観客になろう。過去を記すことでリバイバルを観るように懐かしい面々と会う。あの頃の姿、聞きなれた声・・・ シネマな部屋に置かれた1冊のスケッチブックに綴られている玲玲のそんな文章から始まる回想は、時代の流れを背景にしがない一市民の人生のドラマを力強く描いている。 『玲玲の電影日記』梦影童年Electric Shadows 2004年中国 監督:シャオ・チャン 出演:シア・ユイ、チアン・イーホン、グァン・シャオトンほか
by hikoso
| 2007-01-07 23:37
| 香港・台湾・中国映画
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Comments(2)
藍*aiさん こういう映画は大好きです 日本と中国とは違うけれど
私が子供の頃の昔の日本にも 野外映写会がありましたので 映画をワクワクして見た気持ちがよく判りました 家を出てしまった玲玲が 両親が暮らす姿を望遠鏡で見ながら そっと見守って生活している姿 暖かい最期にホッとしながら見た作品です
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Commented
by
藍*ai
at 2007-01-09 09:09
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usakoさん、こんにちは。どこの国にも同じような歴史があるって嬉しいですね。私は野外映写会の経験はありませんが、中学の映画鑑賞会で、学年全部揃って映画館へ出向いたことが忘れられません。ジーン・ハックマン主演の『ポセイドン・アドベンチャー』でした。
この映画、玲玲の弟にも泣かされましたね。
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