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2006年 08月 11日
ごちゃごちゃするのは面倒。このストレート勝負の作風、私にはいいかも。
ストーリー:アメリカに住む妹のジヒョンが結婚のため帰国することになった。ソヒョン(イ・ミスク)は彼女のフィアンセ・ウィン(イ・ジョンジェ)に付き添って二人の新居探しを始める。行動を共にするうちにソヒョンとウィンは理性ではとどめられない情動に突き動かされるようになって… 評判は聞いていたけれど、ここまでストレートに迫ってくるとは。冒頭、空港でジヒョンを待つ二人の雰囲気からしてただならぬものが感じられ、物語の導入としてはなかなかうまい。イ・ジョンジェの‘危なさ’に勝手にハラハラさせられる。思いこんだら一途な男だ。 そして彼以上にたまらない存在感を示すのがイ・ミスク。彼女も戸惑う素振りを見せはするもののその実、この愛に対してためらいがない。普通に考えれば、そんな風には走れないでしょう。 それにしても、この二人のキャスティングの妙。 真実の愛を「内からわき上がる情動」を伴ったものだと仮定するなら、いままでそうした抑えがたい感情を味わったことのなかった女が(たぶん男も)愛に忠実に従う姿は純粋、と言ってもいいかもしれないが・・・愛はそれだけではすまないもの。 この二人の関係は社会的に許されないものだから「情事」。と同時に、人間の心の奥に潜むやむにやまれぬ思いに動物的に従っているから「情事」なのかも。(何を言っているのか…) いままで色気とは無縁に生きてきたが、今日初めてこんな色香漂う人妻になってみたいと思った(イ・ミスク効果ですね)。 ラストの結び方も気に入っている。首尾がうまくまとまって中身も濃密な作品である。(タイトルの文字も好き。) *参考:【情事】男女間の愛情に関する事柄。恋愛。色ごと。「新国語辞典」山田俊雄・吉川康雄編 角川書店刊 ~新明解さんには何と書いてあるのだろう 『情事』an affair 1998年韓国 監督:イ・ジェヨン 出演:イ・ジョンジェ、イ・ミスク、キム・ミンほか
by hikoso
| 2006-08-11 23:12
| 韓国映画
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Comments(8)
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pannie at 2006-08-12 14:17
イ・ミスクがあんまり美しくて、「あなたなら、そりゃそうよね、惚れるわよね」・・と、妙に納得してました。
ジョンジェが公園のベンチに座ってたのにはビビリました・・。 私、そこまで誰かを好きになったことがないと思う・・多分。って考えちゃったりして。
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ちか
at 2006-08-12 14:26
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情事って言葉・・・そそられますねー
実は私、不倫してるんですよ・・・相手は奥さんいるのに・・・ でも不倫っていうとなんだか不誠実な感じするけど、情事っていうといくらかは純愛含みな感じ、しません? 勝手な言い分ですね・・・ごめんなさい でもこの映画観てみたいな!
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ねこ元気
at 2006-08-12 17:33
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いかがだったでしょうか?良かったですか?
ジョンジェもミスクさんもステキですよね~。ジョンジェのラブシーンは韓国一よ! 『スキャンダル』もほんとはジョンジェの役だったのに、事務所が猛反対してダメになったんだって!見たかったぁ、残念!
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705号
at 2006-08-12 20:20
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遂にご覧になりましたね「情事」。よろしかったでしょ。
実に上手い仕上がりの作品だと思うのでおます私(何様じゃ>自分)。 前半の戸惑いながらも楽しそうな二人から、徐々に苦悩していく二人の姿がなんとも切なくて。。。 このジョンジェの後頭部が私大好物ですの。滅茶苦茶形の良い頭部なのだろうと惚れ惚れするんです。(何処見てるんだか。あは)
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藍*ai
at 2006-08-12 22:49
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pannieさん、ちかさんへ
pannieさん、その通りです。美しすぎるんですよ、ミスクさんが。 負けました・・・(勝負しようってか!?) 何時間待ったんでしょうね、あのベンチで。39才、まだまだですわ。 ちかさん、こんにちは。さりげにドキッとするような告白を・・・ 辞書で引いたら、「情事」ということばの解説が思ったよりさらっとしていておや?という感じでした。この映画はかなりドキドキしますよ。
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藍*ai
at 2006-08-12 23:03
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ねこ元気さん、705号さんへ
ねこ元気さん、>ジョンジェのラブシーンは韓国一よ! はい。『スカーレットレター』の時もドキドキしましたが、この映画は群を抜いておりますね。『スキャンダル』、事務所は何故に反対を? 705号さん、>実に上手い仕上がりの作品 同感です。情事を重ねる二人のシーンがそれぞれに美しかった。苦悩しながらも溺れてゆくんですね。はぁ~~(怪しいため息です)。ところで後頭部フェチってのもあり、なのね。
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pannie at 2006-08-12 23:55
こんばんは。
イ・ミスクの美しさがらみでもう一言。 「燃ゆる月」の冒頭、血の海で出産していた浅野温子似のあの方も イ・ミスクさんなんですよね。 あと違う話で申し訳ないんですが、「オオカミの誘惑」を今頃になって観ました。 こちらで写真を見た記憶がありまして、来てみたらば「初めて買った韓流VCD」となっててビックリ。 最近にない、軽い「男前ショック」「切ない恋心ショック」を受けまして、余韻に浸っています。 TBさせて頂きました。
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藍*ai
at 2006-08-13 11:29
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pannieさん、忘れておりました。そうでしたか~~ひぇ~~~
忘れていてよかったです。あのイメージにとらわれて見ずに済んだわ。(涙) 「オオカミの誘惑」、ご覧になりましたか!?そうなんです。どうしても手元に置きたくなって、はい・あじあさんで買った最初の韓国モノVCD。結局日本版のDVD-BOXも買っちゃいましたけど。 ちと若い世界過ぎるかな?と思いきや、おばさんメロメロ、でしょ? TBありがとうございます。
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