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2006年 06月 24日
このところイ・ソンジェを追っております。今回は99年の作品。
ストーリー:「超つまんねー」と叫びながらガソリンスタンドを4人組が襲撃した。無知という言葉にキレる“ムデポ”(ユ・オソン)、元天才野球少年“ノーマーク”(イ・ソンジェ)、音楽ジャンキー“タンタラ”(カン・ソンジン)そして絵の得意な“ペイント”(ユ・ジテ)。一見どうして一緒にいるのか分らない4人がG.S.を襲撃した理由は「なんとなく」。 角材でそこらじゅうのものをぶち壊し、店員やスタンドに来た人たちを人質にとりながら、彼らのガソリンスタンドでの濃密な時間が展開する。 なかなか面白かった。安心してみていられたのは彼らにそれぞれ「つまんねー」理由があったから。4人の荒れている背景はフラッシュバックで紹介される。 また彼らは決して残酷無比な存在ではなく、彼らには彼らの正義が見て取れるのだ。今どきのキレる若者の頭の構造とは明らかに違う。むしろ彼らの繰り広げる世界は身の回りにある理不尽を正し、卑怯な奴らを戒めようとするものでさえあって、とっても人間臭い叛乱に思える。 相手の考えが自分に理解できるかどうか― それが相手に対する安心感を生み、また恐怖を感じさせるもとだ。 4人それぞれに個性的なのも魅力。あくまでも冷静な姿勢を崩さないノーマークが4人のリーダー。イ・ソンジェは角刈り状態でこれに臨む。ユ・ジテは髪を脱色してのトライ。4人とも背がでかいので、いかにも強そう。揺るぎない存在のこの4人が妙にかっこよくて、ヒーローに思えたりする。 『アタック・ザ・ガス・ステーション!』1999年韓国 監督:キム・サンジン 出演:イ・ソンジェ、ユ・ジテ、ユ・オソン、カン・ソンジン、パク・ヨンギュ、チョン・ジュンほか
by hikoso
| 2006-06-24 23:17
| 韓国映画
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