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2006年 05月 08日
映画評論家・くれい響さんと雑誌『映画秘宝』からの刺客・ギンティ小林さんの対談は軽快にしてちょっと突っ込んだ、香港迷魂をくすぐってくれるような内容でした。この時はちゃんと起きていました。
くれい響さんはジョニー・トーについてお詳しくて、直接監督から話を聞いたり、ロケに同行したりということを何回もなさっているご様子。もともと『映画秘宝』の仕事をなさってたんですね。 ギンティ小林さんは『映画秘宝』のライターをしながら映画制作にも携わっておられるそうで、同日も関係している映画のタイトル『男の墓場』の文字が大きく入ったTシャツで登場。遠めにみた感じ、人気お笑いコンビオリエンタルラジオのアッチャン・・・?(年寄りですので10時以降は眼がよく見えませんで) *この対談は速いテンポで行われたので、はっきり言ってメモし切れませんでした。しっかり意味の通るように聞き取れたところと、差し支えのなさそうなところのみ書きます(差支えがありそうでしたら即引っ込めますのでお知らせください!) 最初に小林さんが『ヒーローネバーダイ』を見たことのある人?と聞いてこられたので得意になって「はい」と手を挙げた。そこからジョニー・トー話がスタート。 ジョニー・トーものは主人公がすごいハンデを負う。『カジノレイダーズ』では盲目になってしまうし。ヒロインが出てきてもいつの間にかフェイドアウトしてしまったりして。『ロンゲストナイト』などもそう。彼の作品は初期のものほど男尊女卑のムードが。 小林:『フルタイムキラー』は異色だと思う。正直「あら?」と思った。 くれい:原作者はエドモンド・パン。その後、イザベラ、大丈夫などを書いている。 小林:反町に依頼が来たのは何故? くれい:「GTO」などのドラマを見て、だと思う。監督本人からあの映画について聞いたことはない。 (日本のドラマは人気があるのでその辺から出演依頼が来ることも多いらしい。なおアンディは『フルタイム~』で出演だけでなく製作にも関わっていて、苦労もいろいろあったらしい) 小林:(僕の)いちばん好きな作品は『ザ・ミッション』。これはノワールものの到達点だ。出てくる顔が画期的にいい!男としては信用できる顔だ。 くれい:一緒についていかなければならない映画だと思う。 小林:ジョニー・トーVSワイ・カーファイコンビの解散理由は? くれい:それぞれの見ているものが違ってきたのでは?『ダイエットラブ』では二人の連名作品ながら現場でワイ・カーファイを見たことはなかった。 (くれいさんは『ダイエットラブ』の日本ロケに同行していたそう) ジョニー・トーには怖いイメージがある。地元香港でも暴言を吐いたりして、香港映画界VSジョニー・トーのような図式も。でもこちらが日本の1ファンとして接するとジェントルマン。ただ、二人きりになると、校長先生と生徒といったムードに・・・ 小林:『ロンゲストナイト』『ヒーローネバーダイ』は銃撃戦がメインだが、(ジョニー・トーは)決して銃撃戦の撮り方はうまくないよね。撃つ者と撃たれる者の位置関係が分りづらい。ジョン・ウーの作品はそれがよくわかる。 (そのあとしばしリメイク話が入るが、きちんと書き取れなかったのでパス) 小林:『黒社会』は日本でも年内公開予定だが、プッシュできる? くれい:1作目を見ただけでは判断できないかも。2をみてなるほどと思う。いろいろな賞を取っているが、これは早すぎるような気が。まだ作品は途中だから。ジョン・ウーの次はジョニー・トーというのを香港映画界がプッシュしているのが見え見えのよう。 つづく(だろうか?)
by hikoso
| 2006-05-08 17:24
| 香港・台湾・中国映画
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