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2006年 02月 01日
専ら“観てから読む”ことの多くなった今日この頃・・・
久々に“読んでから観た”この映画― そこに油断があった。まどろみの天使が私の左肩にピッタリと張り付いてしまったのだ。映画館に行って居眠りをする自分を罰当たりな奴と思う。エンドロール流れる中、周囲のはなをすする音を聞きながら、ますます罪悪感がつのった(泣き) 小川洋子という作家は以前から好きだった。作品の持つ透明感、ギリギリのところで現実と折り合っている、その距離感。 数年前、NHK教育テレビの対談番組に出演していた彼女を見て以来、心置きなくその世界に入り込むことができるようになった。ご本人も透明感あふれる、とてもステキな方だったから。 今回文庫化を待っていたため、実は本を読み終える前に映画が出来上がっていた。だから博士=寺尾聰、家政婦=深津絵里のイメージでよんでいたのは事実。悪くはないと思った。 映画はほぼ意外性なく進行した。原作で語られていないことを補足している部分もあり、そこに微妙に引っかかりながら、語りすぎなかった原作のよさと、分りやすく説明もしなくてはならない映画の立場の違いを感じた。 ただ、全体のトーンが思ったよりも沈んでいて、そこに違和感がなかったとはいえない。博士の悲しみを前面に押し出すより、淡々と描く方が自分にとっては好みだった。 子供を何よりも大切にする博士の姿は双方に共通していて限りなくいとおしい。 *今まで好きでなかった素数、無理数、虚数がほんの少し好きになった。 *家政婦という呼び方にあらためて迫力を感じた。 政という文字は国や地方自治体の仕事を処理し、人民を治めるというような意味合いを持つ文字。だから家政といえば家の中のあれこれを治めるということで、その語感に圧倒される。 この言葉の裏に、男尊女卑の考えが強かった時代のなごりを感じずにはいられないが(役割のネーミングで祭り上げられているような・・・)、素直に考えるなら、家を任された者はもっと家政ということに誇りを持つべきなのかもしれない。 *映画のタイトル文字(隷書体?)が好ましい。 『博士の愛した数式』2005年日本 脚本・監督:小泉尭史 出演:寺尾聰、深津絵里、斉藤隆成、吉岡秀隆、浅丘ルリ子ほか 「博士の愛した数式」小川洋子 新潮文庫刊 平成17年12月1日発行
by hikoso
| 2006-02-01 23:35
| 映画
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Comments(8)
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多謝。
at 2006-02-02 17:42
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よこレスでごめんなさい
>観られる時にには映画を見ようと思うのでした。 母の時代は我慢ばかりして、挙句体の具合を悪くして・・・ いくらお金があっても、好きなこともせず亡くなった義母を見ていると、 遊べるのも今しかない、と思いマス。 少年老い易く、学成り難し・・・じゃないわね。 よく遊び、よく学べ・・・でもないか。(汗) 映画も本も生もの。旬のうちに頂きましょう。
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藍*ai
at 2006-02-02 18:04
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多謝。さん、コメントありがとうございます。
ははは。苦笑いです。自分でもこんなに映画ばっか見てていいのか!?という後ろめたさがあってね・・・自由のなかった時代の女の人たちの思いまで背負って、好きなことをさせていただいているのかもしれませんね、昨今の女性は。 自由に使える時間を存分に大切に使うことに致しましょう。
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レイラ
at 2006-02-02 21:19
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私もこちらで藍*aiさんがこの本について触れてたので、購入しました。
博士がルートを過剰に心配するクダリがなんとも微笑ましくて、温かい気持ちになりました 寺尾さんと深津さんのイメージにぴったりと当てはめて読めました 素敵な一冊にめぐり合わせてもらって、ありがとうございました そして・・・多謝。さんに大賛成! 旬の映画沢山観ましょう そして、またいろいろと紹介して下さい、楽しみにしてます
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藍*ai
at 2006-02-03 13:23
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レイラさん、そんな風に言って頂くとうれしいです。私もいい本に出会えてよかったと心から思います。
>旬の映画 そうですね。『インファナル・アフェア』みたいな出会いのできる映画にもまた当たるかも・・・?!(あれこそ一期一会、あの時でなくてはいけない出会いでしたね~)
私も、先日この映画を見てきました!原作が好きな事もあって、すごく良かったです。
ただ、音楽が全体的に暗めだったのが、同じく気になりました。 そんなに、悲しみに溢れてる映画じゃないと個人的には、感じましたので(^^;) 寺尾さんも深津さんもすごくイメージにピッタリで、画面から温かさや優しさが伝わってくる気がしました☆ 私も、時間の許す限り、見たい映画を旬の時に見ていけたらいいな~と皆さんのコメントを見て、思いました。 せっかくなので、TBさせて頂きます♪
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藍*ai
at 2006-02-04 21:23
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ふーこさん、TBありがとうございます。ふーこさんのお家でもこの映画をプッシュしてましたよね。何回かお邪魔してポチッとしてきましたわ。
そう、音楽がちと暗い・・・でもいい映画でしたね〈寝てたくせに>自分)
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at 2006-02-18 09:51
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ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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藍*ai
at 2006-02-19 08:38
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お詫び:浅丘ルリ子さんの名が浅岡となっておりました。文字には気をつけているつもりなのに結構間違いが多くてお恥ずかしい。
ご指摘いただき、ありがとうございました!
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