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2013年 08月 22日
タイトルが気になってずっと見たかった作品。ドラマ『復活』、『天国より不慣れな』のオム・テウン主演なので、懐かしい人に会うような気持ちで見に行った。
ストーリー:建築士として忙しく働いているスンミン(オム・テウン)の事務所に、友人と名乗る女性が訪ねてきた。家を作って欲しいという。彼女は大学時代に付き合っていた初恋の相手、ソヨン(ハン・ガイン)だった。最初は多忙を理由にソヨンの頼みを断ったスンミンだったが、引き受けて仕事が進むにつれ、次第に呼びさまされる記憶に心が揺れ動く。 オム・テウンの人懐っこい笑顔に安堵しながら自然にストーリーに引き込まれた。現在の二人と学生時代の二人をダブルキャストで表現。若きスンミンを演じるのは、『高地線』での存在感が忘れられないイ・ジェフン。 母子家庭で決して裕福とは言えない大学時代のスンミンは、朴訥で小細工のきかない性格。同じ建築学概論の講義で目にしたソヨンに一目ぼれした彼は不器用にアプローチ、二人は一緒の時間を持つようになる。 相手の心の機微など分からず、傷つきたくない自分の気持ちを真ん中にして相手を量ってしまう― 誤解を正す勇気さえ持てなくて大切なものを手放してしまう。そんな臆病な青春の頃を思い出しながら眺める感じ・・・ 劇中使われたEXHIBITIONというアーティストの曲「記憶の習作」、大事な場面、二か所に出てくるのだが、その流し方、使い方が絶妙。この曲ありきの作品なのかと一瞬誤解してしまうほど。でも曲をアピールするための映画と思わせるあざとさはまったく感じられない。 大学の「建築学概論」の講義もなかなか興味深い。 家選びと結婚は縁、と思ってきたが、自分にとって心地よく住める家をどう選ぶかも、いろんな角度から選択できることにあらためて気づいた。 全編通じて押しつけがましさがなく、登場人物の現在と過去をごく自然に眺めながらちょっと自分の人生にも思いを馳せる、そんなスタンス。そのさじ加減がこの映画の、さりげないけれどとても大事な個性であり、好ましく感じられる理由なのではないか。 見終わって「ああ、いい映画をみられてよかった」と感じた。すーっと息を吐き出すときの充実感に似ている。 今日の劇場内は観客3名。『ベルリンファイル』といい本作といい、地方での上映には派手な宣伝を打ってないと人が入らないのか・・・いい映画に人がちゃんと入るよう、紹介して欲しいものだ。 『建築学概論』2012年韓国 監督:イ・ヨンジュ 出演:オム・テウン、ハン・ガイン、イ・ジェフン、スジほか
by hikoso
| 2013-08-22 16:24
| 韓国映画
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