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2005年 09月 06日
日本では11月の公開予定の作品。チャン・ツィー、仲村トオル、劉燁主演。
ストーリー:1928年、満州に暮らす伊丹(仲村亨)は、少女の面影残るシンシア(チャン・ツィー)と最後の逢瀬を惜しんでいた。伊丹が帰国することになったのだ。陰からひっそりと彼を見送ったシンシアが家に戻ると、反日地下活動を行っている兄が出かけるところだった。笑顔で別れた兄は、次の瞬間日本の愛国主義者によってその命を失う。 4年後の上海― スードゥー(リュウ・イェ)とイーリン(リー・ビンビン)は、恋人同士のきらめくような時間を過ごしていた。ある日、仕事で上海を離れていたスードゥーが汽車で戻るという知らせに、イーリンはいそいそと駅に向かう。ところが車中、隣り合わせた男に上着を間違われたせいで、彼の運命の歯車が猛烈な勢いで狂ってゆく・・・ 1930年前後といえば、日本が中国に侵攻し、中国では反日・抗日運動がそこここで起こっていたというきな臭い時代。今なお続く日中関係のひずみは、日本人には理解できないほど根深いものに違いない。それを感じさせる映像になっている。 出来事を時間的にも交錯させながら、物語は伊丹とシンシア、スードゥーを中心にして凝縮された形で描かれてゆく。率直な感想を述べれば、若干難解・・・描きたかったことの核心に触れていないのではないかという物足りなさが残る。俳優たちの感情表現が抑え目で、彼らの見せる表情がどういう思いから出ているものなのか、計りかねてしまう。そして表情から心理を読み取ることが出来にくいため、感情移入がしづらい。すべてはオブラートに包まれているといった印象が。反日運動や、画面上で起こるテロ行為などの描写は、かなりストレートなのだが・・・これは俳優の演技力の問題ではなく、そうした演出なのだろうと思う。 ツィーは彼女らしい演技。美しさが際立ったのはリー・ビンビン。リュウ・イェ君の役柄はいちばん理解しやすい、起伏のあるもの。 抑えた表現の中から何をよみとるか、そこがポイントだと思う。 『パープル・バタフライ』紫蝴蝶PURPLE BUTTERFLY 2003年中国=フランス合作 監督・脚本:ロウ・イエ 出演:チャン・ツィー、仲村亨、リュウ・イェ、フェン・ヤンチェン、リー・ビンビンほか
by hikoso
| 2005-09-06 23:45
| 香港・台湾・中国映画
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Comments(11)
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仁仔
at 2005-09-07 18:50
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日本で11月公開なのですか?何やらひきつけられるものがある作品ですわ。要チェック!!
さて、わたくし、このブログ右端のライフログ上のコーナーのファンでございます。消えてしまうのが惜しいですわ~。
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そら
at 2005-09-07 22:01
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昨日行った映画館でチラシを貰いました。「1931年、上海。叶わない愛の夢を見た。」とありました。
そうか時代的に、反日の描写・・・アジアの映画が好きだと私の年齢でも知らないことが多いのだと気づきます。 リー・ビンビンも出るのですね、以前NHKで女の看守さんの役(ただいま。という題だったと思うのですが)を見て綺麗な女優さんだと、リュウ・イエと競演とは楽しみです。
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藍*ai
at 2005-09-07 23:52
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仁仔さん、そらさん、こんばんは。
仁仔さん、メモのコーナーは気負わず好きなことをちょこっと書けるので、重宝です。こんなところまで読んでいただき、ありがとうございます。 そらさん、新宿武蔵野館で上映されるらしいですよ。リー・ビンビンをご存知でしたか。ショートヘアーで、目が印象的な女優さんですね。
はじめまして。昨日、さっそく、新宿武蔵野館で『ハープル・バタフライ』を観てきました。映画の中では、いつも雨が降っていて、それがとても印象的でした。
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藍*ai
at 2005-11-14 21:20
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lunatiqueさん、こんばんは。TBありがとうございます。『パ-プル・バタフライ』、とっても深くご覧になっていらっしゃって、目から鱗が落ちる思いでした。皆さんにもぜひ、読んでいただきたいです。
『長恨歌』のレクチャー時に、スタンリー・クヮン監督が「町の様子まで昔を再現しようとすると大変な費用がかかってしまう」というようなことを言っておられました。でもこの映画は時代の雰囲気や緊張感がよく出ていたように思います。 いつも作品に登場する時緊張してしまう抗日表現が、この映画ではさほど痛いものとして刺さってこなかったことに、今さらながら気付きました。
時代や社会的背景の説明があっさりしているということに不満がある人もいるかも知れませんが、それらが中国側からみた一方的な描写になっていないところ、大人の視線を感じました。
これは一つはフランス資本が入っているからかもしれませんね。 公開されてもあまり話題になっていないようですが、ぜひいろいろな人に観てもらいたい映画だと思います。つくり方も丁寧ですし。
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藍*ai
at 2005-11-15 17:10
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lunatiqueさん、中国国内にもいろいろな見方があるのだと解釈するのは拡大解釈のし過ぎでしょうか?
アジアの映画を観ていると必ずぶつかる反日の感情、そして気になる今の社会の動き。単に映画を楽しむだけではすまないのは、つらいことでもありますね。
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チプドン
at 2005-11-18 23:54
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藍さん、お邪魔致します。
この映画、私も一昨日鑑賞してきました。 台詞の少ない映画でしたね。ここでひと言ぐらいあってもと感じる場面もありました。・・・がしかし、俳優の表情・この映画が持つ様々な雰囲気で この作品(監督)の意図しているものが素直に私の心に入ってきました。 私ももっとたくさんの人に観てもらいたい映画だと思いましたし、今だからこそ尚更多くの人に何かを感じてもらいたいとも思いました。 この作品は戦争・抗日を表現したかったのではなく、主人公達が置かれたあの時代背景での出来事は現代でも起こりえるだと知らせてくれているのだと思いました。
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藍*ai
at 2005-11-20 17:35
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チプちゃん、行ってらっしゃいましたね。きっと肌に合う作品だったのでしょうね。あまり話題に上らないのが残念です。いい作品でもマスコミで取り上げられないと、なかなか表舞台に出られないケースが出てきますね。それともいま、こんな時勢で、抗日というモチーフをあまり表に出したくないという意図もあるのでしょうか。
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sannkeneko
at 2006-03-02 20:43
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藍さん、改めて伺わせて頂きました。
台詞が少ないので「読み取ること」が大変でしたが私は好きな作品です。 時代や社会的背景の中では説明は要らないのかもしれません。 その分、自分がアジアの近代史を知らないことに驚かされますが・・・。 ただ、日本人は直接的にはそう悪く描かれていませんでした。 最後のドキュメンタリーは中国で上映する時に指示されて付け加えられたと聞いています。 元々のこの映画のテーマは戦争や時代に翻弄される恋人たちではないかと思っています。
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藍*ai
at 2006-03-03 13:10
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sannkenekoさん、コメントありがとうございます。
>戦争や時代に翻弄される恋人たち そうですね。時代、社会、政治はいつも小市民の生活など慮ってはくれないですものね。 そんな危機はいつ訪れるかわからない、と思うと怖くなります。
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