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2012年 08月 24日
お友達のブログで紹介されていたのでぜひ見たいと思い、文庫本を読んでから映画に臨んだ。
オオカミに変身、といえば、朝のNHK・Eテレ「シャキーン!」で流れた「るるるの歌」が脳裏をかすめるのである。月夜の晩に山を駆け上り吠える・・・やがては丸い物をみると変身してしまう青年― それにしても狼男の物語がたくさんあるのは、その存在にロマンがあるから、かな。随分昔、『狼男アメリカン』(1981年アメリカ)って映画があったな。つい先日娘が借りてきたDVD『赤ずきん』(2011年アメリカ=カナダ)にもオオカミ人間が登場した・・・オオカミは、その孤高のイメージに反し、ほかの動物と比べて人間に近しい気がする。なぜなんだろう? ストーリー:大学生の花は両親を亡くし一人で暮らす身の上。講義中に見かけた一人の青年に強く心惹かれ、恋に落ちる。彼はこの大学の生徒ではなかったが、熱心に講義に耳を傾け、ノートを取っていた。花は図書館に彼を誘ってデート、二人は少しずつ関係を深めていった。 そんなある日、花は彼から重大な秘密を告げられる。彼はオオカミとヒトのまじり合った存在だったのだ。驚きを隠せない花。それでも彼への思いは変わらず、二人は結ばれ子供が生まれる。穏やかでつつましい毎日が流れた。しかし二人目の男の子が生まれた直後、彼は不慮の死を遂げる。花は二人の子供を一人で育てなくてはならないことに・・・ 物語全体が淡々と流れる感じ。子供たち、とくに雪は溌剌として元気いっぱい毎日を送っているが、臆病な弟の雨は、慎重に自分の周囲のあれこれを見定めながら成長する。同じ親の元で育ちながら、まったく違う姉弟の不思議。 動物の成長がヒトより速いからなのだろう。花にとっては子育ての時期があっという間に過ぎ、雨も雪も小学生にして既に、自分の意志で物事の選択ができるまでに成長する。 親が子供の命を様々な危険から守らねばならない時期は、実は大して長い期間ではない。その時期を過ぎれば、子供たちは自分で自分を守り、判断するようになる。そうできるようにすることこそ親のつとめというもの。それなのに親のほうがいつまで子供を助ければいいのか判断できず、子供の足を引っ張ってしまうことになりかねない。この物語では、そうした子別れのタイミングがとてもシンプルにわかりやすく描かれてゆく。 細かいこと、例えばオオカミとして生きる選択をした雨に、ヒトとして義務付けられていたあれこれはどうなるの、なんて余分なことを考える隙を与えないだけの骨の太さが欲しかったとは思うが・・・べたべたした情愛にまとわりつかれない部分は好きだな。 『おおかみこどもの雨と雪』2012年日本 監督:細田守 声の出演:宮﨑あおい、大沢たかおほか 「おおかみこどもの雨と雪」細田守著 角川文庫
by hikoso
| 2012-08-24 23:00
| 映画
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