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2011年 06月 15日
『マッドマックス』にしばし溺れていましたが、今はまた『サイレンス~深情密碼』を見ています。というのもDVD-BOXのVOL.1が安く手に入ったからです。何度見てもこのドラマは好き。私のいちばん好きな仔仔は、このドラマの戚偉易(チー・ウェイイー)役です。
『サイレンス~深情密碼』は2006年の台湾ドラマ。『流星花園』等F4出演のドラマと同じ、コミックリズの作品です。全28話。 物語は交通事故が原因で声を失ってしまった少女・趙深深(チャオ・シェンシェン=パク・ウネ)が、入院中の病院で足を骨折した戚偉易(ヴィック・チョウ)と知り合うところから始まります。 父を失い、母と二人暮らしだった深深でしたが、その母も彼女の入院中、事故で亡くなってしまいました。悲しみにくれる彼女を慰める偉易。彼もまた、大企業の御曹司として生まれ、いつもプレッシャーにあえいでいたのです。二人は病院で1週間というわずかな時間ながら、互いに心を支えあって過ごしました。 成人した戚偉易は父からのノウハウを受け継いで業績本位の冷徹な社長に。一方の深深は声を取り戻せないまま、両親の友人だった左(ズオ)父子のもとで明るく成長します。二人は再会を果たしますが、互いに相手が大事な幼友達だとは気がつきません。縁によって引き寄せられた二人は結ばれるのでしょうか。 紆余曲折あり、二人はなかなかおさまるべきところに落ち着きません。ドラマの常套手段ですね。スタートの時点で偉易には婚約者・暁光(シャオグヮン=メーガン・ライ)がおり、深深にも子供の頃から世話になってきた左鈞(ズオ・ジュン=アンディ・ホイ)がいます。それでも毎回偉易と深深の係わりあうシーンが素敵で、それに満足してしまいます。 深深を演じているパク・ウネは韓国人。言葉の壁をクリアするためには、『悲情城市』でのトニー・レオンのように“話せない”という役柄にせざるを得ないわけです。 ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ 話が横道にそれますが、この「言葉の壁」は、演じる上で決して無視できない部分です。中華電影では、北京語と広東語混在ながらコミュニケーションが成立している作品をよく見かけます(オダギリジョーが出演した韓国映画『悲夢』(2008年)なども同様)。それでもいい(というか、やむをえない)とも思いますが、違和感は残りますね。 かといって、出演者が他国語を話すとなるとどうしても無理がある。外国語を話すと、発音の仕方に無理が出るためか声質までちがって聞こえることもあります。慣れ親しんでいる言葉だからこそ、セリフに込められる思いがあると思うので、俳優の演技はもとより作品自体の重みも変わってきてしまいそうです。 ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ それはさておき。 このドラマの魅力は、登場人物たちがそれぞれに愛情の形を模索しながら前進していくことです。いちどは自分のエゴから人を傷つけてしまっても、やがて自分のなすべきことを悟る。ドラマのもう一つの軸、限られた命というテーマも絡めなつつ、28回という放映回数がそうした成長、悟りの過程をいいテンポで見せてくれます。セリフも上滑りでない納得できるものが多く、中味の濃さを感じます。 さらに「深情密碼」「サイレンス」というタイトルがそれぞれに内容を的確に表現するものであることにも感心します。とくに終盤26話「人生の暗号」という回では、ドラマのテーマをくっきりと提示し、ラストのクライマックスにつなげていくところなど心憎い盛り上げ方だと思います。 ほぼ絶賛に近い書き方をしてきましたが、内容的に不自然な部分がなくはないのです。例えば深深の手話での語りかけシーン。家族でなく他人に対して話しかけるとき、メモも出さず手話だけで始めるのは無謀ではないかしら。また、筆談シーンの筆跡がその時々に違っていたり、書いているシーンがさらさらとウソっぽかったり・・・そのあたりがもっと丁寧に描かれていたらと思います。 ふと考えてみたら、いつもこんなふうにドラマや映画で喜んだり泣いたり。 自分の向き合うべき現実からちょっとだけ目をそらして来たような気がします。現実逃避ってやつ・・・その世界の心地よさに、時おり迷いそうになります 『Silence 深情密碼』2006年台湾 プロデューサー:柴智屏、蕭定一 出演:ヴィック・チョウ、パク・ウネ、アンディ・ホイ、メーガン・ライ、ワン・チュアンイーほか
by hikoso
| 2011-06-15 11:57
| 香港・台湾・中国関連
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