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2011年 01月 04日
「私のこと好き?」と尋ねて、「うん、好きだよ」と答えが返ってきたら嬉しい?
例えば質問から答えまでの時間が短かったら「口だけなのでは?」と疑いを持ってしまうし、一拍置いてからだったりすると「ホントに好きなのだろうか?」と不安になる。 若い頃の恋愛は疑心暗鬼。自分も相手も未熟なのに、確実な愛の証を求めようとして、心は迷走する。この作品を見ながら、自己中心的で悲観的だった自分の恋の記憶がほろ苦く蘇ってきた。 村上春樹ファンというわけでなく、また本は大好きだけれどいわゆる読書家ではないので、原作は読んでいない。原作を読んでいない映画を見る時はいつも一抹の後ろめたさを感じてしまう。そんな必要はないのに…この作品もその点に引っかかり、見るのを迷ったのだが― 日本の60年代が舞台のはずなのに、懐かしさよりアート性の高い、別の世界に迷い込んだような感覚。これは監督が日本人ではないのを知っているからなのだろうか? トラン・アン・ユンといえばもちろん『シクロ』、そして『アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン』。この二本は水の印象が強い。亜熱帯のじんわりと滲む汗の感じも含めて。それでいながら白のまぶしさも感じる不思議。この監督の持つ多面性ゆえなのだろうか? ワタナベ(松山ケンイチ)は自己主張しない優しさ、誠実さを持つ人物。彼が非凡な状況に見舞われるのは、彼の人間性とは無関係の、運命のようなものだ。彼は自分が出会う厄介な女たちに翻弄されながらも気丈に耐え、自分の在り方を模索しているように思える。 ワタナベは彼女たちへの受け答えに、精一杯誠実であろうとしている。でもその誠意は彼女達を不安にさせたり、追い詰めたり、イラつかせたりすることに・・・ 言葉は心を伝えない。心は言葉にはならないものなのだ。 『ノルウェイの森』Norwegian Wood 2010年日本 監督:トラン・アン・ユン 撮影:マーク・リー・ピンビン 音楽:ジョニー・グリーンウッド 出演:松山ケンイチ、菊地凛子、水原希子、高良健吾、玉山鉄二、初音映莉子ほか
by hikoso
| 2011-01-04 21:30
| 映画
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