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2010年 10月 23日
1ヶ月近く映画館に行かなかったなんて久々だ。魅力的な作品はたくさんあったものの、休日どうしても見に行きたいとは思えなくてずるずるっと1ヶ月。この映画は高良君に惹かれて。
ストーリー:闘病生活を終え、華(谷村美月)が自宅に戻ってみると、兄・太郎(高良健吾)が引きこもりになっていた。おとなしく友人もいない兄は、寂しい高校生活を終えた後進路に行き詰まり、父との口げんかをきっかけに部屋から出てこなくなったのだ。華は兄をなんとか引っ張り出そうと奮闘を始める。 類型的な登場人物と物語設定。なのに泣かされてしまうのは、谷村美月演じる華と宮崎美子演じる母親の明るさが浮き上がらずに、むしろ心地よくおさまっているからかもしれない。ちょい役で佐々木蔵之介や塩見三省、佐藤隆太なども登場。 そして高良君、今回も引きこもりのお兄ちゃんをいかにもな感じに演じている。いかようにも染まりますねぇ、この人は。 花火の美しさも格別。子供の頃泊まりにいった田舎で、土手にござを敷いて見た花火の親しさを思い出して無性に懐かしくなった。私の地元では、打ち上げ花火の多くが企業や会社の協賛で行われているが、本作の舞台となっている新潟の片貝では、住民の思いを込めた花火を打ち上げているという。思いが夏の空に花開く。いいなあ。 決して派手さはないけれど、じんわりと沁みる作品だ。 『おにいちゃんのハナビ』2010年日本 監督:国本雅広 出演:谷村美月、高良健吾、宮崎美子、大杉漣、佐藤隆太ほか
by hikoso
| 2010-10-23 13:15
| 映画
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Comments(2)
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