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2009年 08月 03日
初めてインターネットの検索をしたのはもう随分前のことになるが、最初に打ち込んだ検索ワードは「所ジョージ」だった。深夜ラジオのDJをやっていた頃から所さんには信頼感があって、それはずっと平らに続いてきている。
この本は所さんがみんなの悩みにこたえるというスタイルで、気楽に読める。気楽に読めるのだが、「所さんはやはりスゴイ!!」と思わずにいられないコメントが随所に出てきて心高鳴ってしまう。 所さんは「俺が、俺が」という自己顕示欲がなく、とっても冷静に、客観的にものを見て発言する人(と思う)。肩に力が入っていないから読んでいて疲れない。しかも「所さんはこの悩みににどんな風に答えるんだろうな」というワクワクが続く。 何もかも正面切って、対決していくっていうのは、一見正義に見えるけど、頭が悪い。それじゃ、物事、解決できませんよ。(P.195) 前からイヤな人が来た時、その人からは嫌がられることなく、よけたことさえ気づかれずにうまくかわしながら前へ進むのが極意なのだそうだ。それはずるいとか調子がいいとかいうこととは違う、みんながまあるく暮らしてゆくための処世術ではないかしら。 世の中、ひとりで生きているわけじゃないってことはみんな分っているわけだけれど、モノひとつにしてもそれを作った人の苦労があるんだよ、とさらっと言う所さん。思いやり、という言葉を使わずしてその必要を説く所さん。そして生きてる時間をめいっぱい楽しもうと言いつつそれを実行している所さんは、やっぱりスゴイ 「所さんにまかせなさい」所ジョージ著 集英社be文庫 2002年5月18日初版第一刷刊
by hikoso
| 2009-08-03 09:08
| 本
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